運営チームでは、親しみを込めてサポーターを「きらりさん」と呼んでいます。
今回ご紹介するのは、きらりさんとしてご家庭のサポートをしている和世さんです。
和世さんに活動の裏側をインタビュー。長く関係を築くための秘訣や、思わず笑ってしまうエピソードまで、たっぷり語っていただきました。
きっかけは「お母さんのサブスク」という衝撃
まずはきらりさん(サポーター)に応募したきっかけから教えてください。
ちょうど何年か前のゴールデンウィーク頃かな。テレビで「お母さんのサブスク」っていうのをやってるのを見て、「えっ、お母さんをサブスクするってどういうこと?」って興味を持ったんです。本当のお母さんに頼れない共働きの家庭を、近所のお母さんが助けるっていう内容で。
私は他にも仕事を持っているんですけど、ちょうど少し時間が空いた時期で。「これなら私にもできるかも!」と思って、すぐに自分から応募しました。
最初にサポートしたご家庭は「一人暮らしの女性のお宅」と聞いて、どんなカチッとした人が来るんだろうってドキドキしてたんです。でも、実際にお会いしたら、ほんわかしたお嬢さんで。すっかり仲良くなって、もう1年半近く通わせてもらっています。
「料理は苦手」からのスタート。それでも喜ばれる理由
実はね、私、最初は「料理は苦手です」って宣言してたんですよ(笑)。募集要項に「料理が上手な方」って書いてあるけど、自分では普通の家庭料理しか作れないし、人に出すような立派なものは作れないと思って。
それでも今では、サポートでかなり料理をされていますよね。
そうなんです!最初にサポートさせてもらったご利用者さんが「適当に炒めておいてくれればいいですよ」って言って、次から次へと野菜を買ってくるようになって(笑)。最近では冷蔵庫にあるものをパパッと数品作るのが習慣になりました。
凝った名前の料理じゃないけれど、「美味しい!」って喜んで食べてくれる姿を見ると、やっぱり作りがいがありますね。料理ってレシピ通りに作ることじゃなくて、その人が何を食べたいか、何をしてほしいかを汲み取ることなのかなって感じています。
現場で直面する「想定外」の連続
サポートの中では、大変なこともあったかと思います。
もちろん!以前、小さなお子さんが2人いるご家庭に伺ったときは、ちょうど下の子が人見知りの時期で。私が行くたびにギャン泣きされて(笑)。でも、「泣かれるから辞めます」とは言いたくなくて、1ヶ月くらい粘ったら、ようやくニッコリ笑ってくれるようになったんです。
ご家庭によってルールや環境は本当に様々です。「包丁がないお宅」でハサミを駆使して人参を切ったり(笑)、ヘビースモーカーの方のお宅で「吸い殻は灰皿へ!」とさりげなくお願いしたり。
最初は戸惑うこともありますけど、そこをどう工夫して楽しむかがきらりさんの醍醐味かもしれませんね。

長く続ける秘訣は「最初の一歩」の丁寧さ
複数のご家庭で長く愛されている和世ママですが、意識していることはありますか?
私はね、一番最初が肝心だと思っています。「これは触っていいですか?」「これはどこに収納しますか?」と、しつこいくらい確認する(笑)。勝手にやって後から「あそこは触らないでほしかった」となるとお互い不幸ですから。
それと、「おせっかい」を焼きすぎない絶妙な距離感かな。基本は募集されている範囲のことを全力でやりますけど、ついでに「ここも汚れてるから拭いとこう」とか、「名刺がバラバラだから箱を作って仕分けよう」とか。
あるときは、突っ張り棒で収納を作ったこともあります。100均のグッズでパパッと作ったら「そんなことまでできるの!?」って驚かれて。自分が好きなDIYの知識が役に立って、相手にも喜んでもらえるのは最高に嬉しいですね。
年齢は関係ない。「実家」の安心感を届けたい
募集要項に「〇歳まで」とあっても、私はあまり気にしなくていいと思っています。70代でも80代でも、シャキシャキ動ける人はたくさんいますし。逆に、若い子のお宅へ行くと「おばあちゃんに来てもらったみたい」って、それだけで安心してリラックスしてくれることもあるんです。「実家みたいに安心できる」って言ってもらえるのが、一番の褒め言葉ですね。
聞き手:髙橋ゆき(きらりライフサポート運営)
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