そんなとき、同じような状況に置かれていた先輩保護者の声や、実践しやすいストレス解消法が分かれば、張り詰めていた心を落ち着かせられます。
加えて、子育てのうんざりした気持ちを根本的に解決するための長期目線の対策まで紹介しているので、育児に悩み、疲れやストレスを抱え込んでいる方ほど、参考にしてみてください。
子育てにうんざりするのは私だけじゃない!先輩保護者の体験談
日々、子育てと真剣に向き合っている方ほど「子育てがしんどいなんて、人には言えない」「周りの保護者はしっかり子育てできているのに…」とストレスを溜め込んだり、落ち込んだりしてしまいます。
しかし、ベネッセが保護者400名に実施したアンケート調査「子育てに疲れたと思ったのはどんな時?」によると、先輩保護者の多くがさまざまなシーンで子育ての悩みや疲れを感じていると答えています。
自分だけが子育てに疲れてうんざりしていると不安やストレスを抱え込まないためにも、先輩保護者の体験談に耳を傾けてみましょう。
自分の時間が持てない
ベネッセによるアンケート調査では、260人の方が「自分のペースで家事や仕事を進められないとき」、187名の方が「自分の自由な時間を取れないとき」に、子育て疲れを感じています。
上記の回答のように、育児によって自分のペースが乱されるときや、プライベートな時間を確保できないときにストレスを感じる保護者は多いようです。育児で忙しくなることは子どもが生まれる前からわかっていても、実際に育児が始まると予想以上に大変で、思わずうんざりしてしまうケースが多いのでしょう。
アメリカ心理学会は、1日に自由な時間を2時間ほど確保できると幸福度が向上すると発表しています。もし、子育てに疲れたと感じているなら、2時間は難しくても、1日に少しでも自由時間を確保するようにしてみるのも良いでしょう。
出典:American Psychological Association「Too much free time may be almost as bad as too little」
身近に相談できる人がいない
子どもの成長や学業のことなど、子育て全般の相談をできる人が身近にいないと、悩みの共有や解決ができずに不安やうんざりした気持ちだけが募ります。
これは特に自分たちの実家から離れて暮らす夫婦や、結婚・出産を機に知り合いのいない土地に引っ越してきた一家によく当てはまります。子育て経験のある自分の両親にアドバイスを求めたり、自分をよく知る友人に気軽に相談できないと、ストレスを抱えがちに。
もし、身近な相談相手が見つからない場合は、第二のお母さんのように親身になって相談に乗ってもらえる「きらりライフサポート」のようなサービスや、行政の相談窓口などに連絡してみるのが良いでしょう。
十分な睡眠時間が取れない
子育てをつらい、うんざりしたと感じる原因の一つが睡眠不足です。ベネッセによるアンケート調査でも、回答者400人のうち164人(約41%)の方が子育ての疲れを感じるときに、睡眠不足をあげています。
厚生労働省が作成した「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」では、適正な睡眠時間として6時間以上としています。
とはいえ、特に乳幼児を育ている間は夜泣きなどもあり、まとまった睡眠をとるのは難しいですよね。その場合、日中の空き時間に仮眠をとるのも一つの手です。家事や育児、仕事に忙しくても、睡眠は生きる上で欠かせないもの。たとえ15分の仮眠でも、脳や体を休めるだけでしんどさは軽減します。
パートナーや周囲の人の協力を得られない
ベネッセのアンケート調査によると、身近に家事や育児を手伝ってくれる人がいないため子育てに疲れていると、多くの保護者が答えています。
パートナーの協力が得られずワンオペ育児が続くと、疲れや子育てへのうんざり感も募っていきます。まずはパートナーに素直にしんどい気持ちを打ち明けましょう。その上で、パートナーと家事や育児の負担を分担できるのか、あるいは、難しければ第三者に支援を求めるのかを話し合うのです。
もし、子育てに関してパートナーや周囲の協力を得にくい環境の場合、子育て支援センターや家事代行など、行政・民間のサービスを頼るようにしましょう。利用するサービスによりサポート内容は異なりますが、一時的、長期的に子育てや家事の支援を受けられます。
一方で、「一人でやらなければ」という思いが強すぎて周囲に相談できていない場合は、気負いすぎずにパートナーや両親といった身近な方に、悩みを相談してみるのが良いでしょう。
将来的な不安を感じている
子育てに対して疲れを感じてる理由の一つが、将来への不安感です。この不安の要因は、この大変な状態がずっと続くのか…という漠然とした焦りの気持ちから、子どもの教育費や養育費、老後の資金といった経済的な不安まで、多岐にわたります。
普段から子育てと向き合い続けていて、責任感が強い方ほど将来的な不安を感じやすい傾向にあります。
また、常に不安感を感じていたり、疲れている状態が続くと後述するバーンアウト症候群のような状態にもつながります。
将来的な不安は、一人で抱え込まず家族全員で共有して対策を考えていきましょう。
子育てのうんざりを甘く見ない!バーンアウト症候群の危険あり
「子育てにうんざりした」「イマイチやる気がでない」といった状態が続いたときでも、一時的なものだから大丈夫、なんとか今を乗り越えよう、と考えてしまう方は多いはずです。
しかし、子育て・家事・仕事に追われていて、過度に疲れやストレスがたまった状態が続くと「バーンアウト症候群(燃え尽き症候群)」を引き起こすことがあります。
バーンアウト症候群は、子どもの世話をするためのエネルギーが沸かず、症状が進むと自分の意志に関係なく、家事・育児・仕事まで放棄してしまう危険な状態です。
「子育てにうんざりした」と感じるのは、バーンアウト症候群になる前に現れるサインの一つなので、自分の状態を甘く考えすぎず、短期目線ではストレス解消、長期目線では根本的な対策を考えると良いでしょう。
子育てにうんざりしたら?手軽にできるストレス解消法5選
子育てにうんざりしていてるけれど、忙しくてリフレッシュの時間を確保できない状態が続くと、過労やバーンアウト症候群を引き起こす可能性が高まります。
そこで、自宅にいても実践可能な手軽にできるストレス解消法をいくつかみていきましょう。
1.十分な睡眠を取る
子育て中に睡眠不足に陥ると、体のだるさや精神的・肉体的な疲労の蓄積につながります。子育てに疲れやストレスを感じていたら、睡眠時間の確保を優先しましょう。
もし忙しくて十分な量の睡眠を取れない場合、寝る前のお酒やコーヒーを控えたり、自分に適した寝具に新調したりして睡眠の質を向上させるのも有効です。
また、まとまった睡眠時間の確保が難しいときは、スキマ時間に15~30分の昼寝をするだけでも心身ともにリフレッシュできます。
2.趣味の時間に没頭する
子育てにうんざりしたときは、日常生活に趣味の時間をプラスしてみましょう。趣味に没頭している時間は子育てに関する悩みを忘れられるため、精神的なリフレッシュができます。
ストレッチや音楽・ドラマ鑑賞、ちょっとしたDIYなど、お金や時間に縛られずスキマ時間で楽しめることはたくさんあるので、自分にあったものを探して生活に取り入れてみましょう。
3.自分の気持ちを日記に書き出す
自分の正直な気持ちを日記に書き出すと、ストレス解消効果が期待できます。誰かに相談するのと違い、言葉を選んだり気を使う必要がないので、心ゆくまで本心を曝け出すことで気持ちがスッキリします。
また、日記を書くことで、自覚していなかった気持ちに気づいたり、書いた日記を見返して気持ちや状態の変化を感じたりできます。
ストレス解消だけでなく、子育て記録として、子どもの成長を残しておけるのも日記のメリットです。
4.入浴剤を入れてバスタイム
忙しくてなかなか息抜きの時間を取れない方におすすめなのが、入浴剤を入れてのバスタイムです。ほとんど準備に時間がかからないうえに、湯船に浸かる習慣がある方なら毎日でも実践できます。
大正製薬の「入浴で疲労回復 湯船に浸かる効果」によると、入浴そのものにも副交感神経を刺激するリラックス効果が期待できるそうです。
今ではさまざまな香りや効能のある入浴剤が市販されているので、ぜひお気に入りの入浴剤を見つけてくださいね。また入浴中の時間を使ってセルフマッサージをするのもおすすめですよ。
5.友人に愚痴を聞いてもらう
友人に愚痴を聞いてもらうことは、お金をかけずにストレスを解消したい方におすすめの方法です。
溜め込んでいた思いを友人に話せばストレス解消できるだけでなく、お互いの悩みを共有できれば「悩んでいるのは私だけじゃない」と心強さを感じられます。
なかなか会う時間を捻出できないときには、スマートフォン越しにテレビ電話で話すのも手です。テレビ電話なら家事や育児の合間に気軽にできますし、人に会ったときに近い充足感も味わえます。
子育てのうんざりから解放される!根本的な解決策8選
子育てにうんざりしたとき、ストレス解消法を実践すれば一時的なリフレッシュは可能ですが、根本的な原因が解決していないと慢性的にストレスや疲労を感じることになります。
そこで、休む時間がまったくない、家事負担が偏っているといった子育ての課題を根本的に解決するための対策を取り入れて、理想的な子育て環境を整えていきましょう。
1.育児の負担が偏らないよう夫婦で話し合う
共働き世帯で起こりがちなのが、育児や家事負担の偏りです。総務省が実施した「平成28年社会生活基本調査(男性の育児・家事関連時間)」によると、妻が1週間に家事・育児に割く時間が6時間10分なのに対して、夫は1週間で約1時間24分と、両者に大きな差が生じています。
最近では共働き世帯では、夫婦の家事分担を意識的に行なっている家庭も増えてきていますが、全体的な傾向としてはまだ女性の方が負荷が大きいのです。
上記の調査のように、夫婦のどちらか片方に負担が偏っているときは、悩みや不満をその都度パートナーに共有して、お互いに家事の偏りを伝えたり、家事分担を見直すきっかけになります。
ただし、建設的な話し合いの場にするためにも、一方的に相手を非難したり、けんか腰になって議論を優位に進めるといったやり方は避けましょう。
2.アンガーマネジメントを学ぶ
子育てにうんざりしているときほど、生活の些細なことにストレスやイライラを感じやすくなります。
親のイライラした感情は子どもにも伝わってしまうため、アンガーマネジメントによって怒りをコントロールする術を身につけるのも有効な対策です。
また、アンガーマネジメントが子育てにうんざりしたときに有効な理由は、怒りを鎮める過程で、怒りを感じている理由や原因を探すことが必要なためです。
怒りの原因が明確になれば、短期的に怒りを鎮めるだけでなく、日常生活で怒りの原因から離れられるため、ストレスを感じにくくなるのが長期目線のメリットです。
3.両親を頼る
子育てにうんざりした気持ちを感じたときは、自分の家庭だけで解決しようとせず、両親を頼るのが良いでしょう。
人の手を借りるのに抵抗がある方でも、両親なら相談しやすく、安心して子どもの世話や家事を依頼できます。
一方、距離感が近いからこそお互いに頼りすぎ、おせっかいなどでストレスを感じてしまうことがあ離ますよね。そのような場合には、家事や育児代行サービスの利用も視野に入れるのがおすすめ。「きらりライフサポート」のように信頼関係を築けるうえに、幅広い依頼ができるサービスに注目です。
4.行政サービスを利用する
行政サービスを利用して、子育てから離れる時間を作れれば、子育ての精神的・肉体的な疲労を緩和できます。
行政サービスは、定期的に子どもの世話を依頼できる「ファミリーサポート」や、緊急時に利用できる「24時間型緊急一時保育」など、状況に応じて利用できるサービスが揃っているののがメリットです。
また、行政サービスなら、後述のキッズシッター・家事代行のような民間企業のサービスより低価格で利用できます。ただし、サービスの利用に際してさまざまな条件があったり、書類の手続きなどがあるケースもあるので、事前に細かく確認する必要があります。
5.キッズシッター・家事代行サービスを利用する
家に第三者が入ることに抵抗を感じない方は、キッズシッターや家事代行サービスの利用がおすすめです。
依頼するサービスによりますが、基本的に必要なだけの時間や最適なタイミングで、家事・育児のサポートを頼めるため、子育てや家事の負担をグッと軽減できます。
また、「きらりライフサポート」のように家事から子どもの世話まで幅広い依頼ができるサービスを選べば、キッズシッターと家事代行で依頼する会社や人を変えなくてよいため安心です。
6.民間学童
子育てにうんざりやストレスを根本的に解決したいときは、公立学童より民間学童がおすすめです。
多くの民間学童は公立学童と比べて、夜遅くまでの営業や送迎の実施、夕食の提供などサービスが充実しています。
民間学童の多様なサービスなら、共働き世帯の両親が抱える子育ての悩みを解決できる一方で、公立学童より費用が高いというデメリットも。
民間学童の利用を検討する際は、公立学童やスポット利用ができるキッズシッターや家事代行と、サービス内容・料金を比較しながら選ぶのが良いでしょう。
7.働き方を変える
共働き世帯は、時間的な余裕の無さや、子どもの小学校進学のタイミングでぶつかる小1の壁などの事情により、仕事と育児の両立が難しくなります。
その際、従来の働き方ではなく時短勤務や、正社員からパートへの移行により、無理のない子育てを実現できます。
一方で、仕事は収入に直結するため、働き方を変える前に利用できるサービスの検討やパートナーとの十分な話し合いしておくと良いでしょう。
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8.子どもとの向き合い方を変える意識をする
責任感が強い方や初めて子育てを経験する方ほど、「子どものためにも失敗ができない」と、完璧な家事・育児を目指してしまうものです。
しかし、毎日気持ちを張り詰めすぎていると、先述のバーンアウト症候群のように、ある日突然気持ちの糸がプツっと途切れてしまいます。
子どもの成長を楽しみながら見届けるためにも、肩の力を抜いた子育てや自分なりのストレス解消法を実践してみましょう。
家事・育児の依頼OK!子育てのうんざりまで相談できる「きらりライフサポート」
気を張りすぎず休んだ方が良いと分かっていても、日々の忙しさから実行できないという方は多いはずです。
そんなとき「きらりライフサポート」に相談すれば、熟練主婦の経験を活かしたおせっかいで親身なサポートを受けられます。
依頼内容は、掃除、料理、洗濯、子どもの世話やペットシッターまで、柔軟にカスタマイズOK。幅広い依頼ができるだけでなく、本当のお母さんのように子育てでうんざりしたときや、疲れたときの相談相手になってくれるのも大きな魅力です。
親身なお母さんのサポートを受けて、心身ともにホッと一息つく時間を作りたいなと思った方は、ぜひ気軽に「お申込み・お問い合わせ」にご相談ください。
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