夏休み後半に差し掛かり「宿題が終わらない」と子どもが困らないためにも、対処法や子どもとの向き合い方を知っておきたいところです。
そこですぐに子どもが実践できる対処法から、両親が夏休みの宿題をやらない子どもと向き合うコツまで解説。宿題を終えられるようにサポートしてくれる便利なサポート情報と合わせてみていきましょう。
大変なものは何?両親が理解したい夏休みの宿題の内容
子どもが夏休みの宿題をやらないとき、親としては心配になってしまうものです。
宿題について親から子どもにアドバイスする前に、「そもそも何が大変なのか?」、「どんな宿題があるのか?」を理解していれば、一方的ではなく子どもに寄り添った提案ができます。
子どもが大変だからやらない、やりたくないと思う夏休みの宿題の種類をいくつかみていきましょう。
夏休みの宿題の内容
子どもが大変だと思う主な夏休みの宿題は、下記になります。
・国語の漢字ドリル
・算数の計算問題
・自由研究・工作
・読書感想文
それぞれの宿題には、学習習慣を崩さない、1学期の復習、考えて工夫する力を育むためなど、課される理由があります。
どの夏休みの宿題も学習を進めるうえで大切なので、親は子どもがやりきれるように見守り、サポートしましょう。
子ども(小学生位を想定)が大変・やりたくないと感じている夏休み宿題は?
ベネッセ総合教育研究所が実施した「一番大変な夏休みの宿題ベスト3」アンケートによると、読書感想文が24.1%、自由研究・工作が16.8%、算数の計算問題が16.5%との結果が出ています。
読書感想文は、まず課題図書を読んだうえでゼロから作文を書かなければいけないため、子どもにとって労力のかかる宿題です。また第2位の自由研究は、そもそも何を「研究」するのかも子どもに委ねられていることが多く、課題を自分で考える発想力が求められます。
このように、子どもが夏休みの宿題をやりたくないと感じるのには理由があります。もし子どもが夏休みの宿題をやらないときは、上記のように子どもが苦戦しがちな宿題を事前に理解しておけば、適切なサポートが可能です。
対処法のヒントあり!夏休みの宿題をやらない・終わらない理由
子どもが夏休みの宿題をやらない、終わらない理由の中には、解決策や対処法のヒントがあるはずです。
夏休み期間中に宿題を終えるためのヒントを探すために、夏休み期間の長さや休日の習慣など、具体的な理由をみていきましょう。
夏休みの期間が長いため油断する
子どもが夏休みの宿題をやらない理由の一つが、夏休み期間の長さです。
普段は、翌日や次の授業までが宿題の提出期間のため早めに取り組む子どもでも、約1ヶ月に及ぶ長い休みがあると油断してしまいます。
子どもが外出や遊びで宿題を忘れがちなときは、様子をみて親から声掛けしてみるのもよいでしょう。特に小学校低学年の子どもは、そもそも長期休暇や宿題という文化に慣れていないので、大人がサポートしてあげる必要があります。
休日に宿題をやる習慣がない
学校のある日は勉強をしたり、机に向かったりする習慣がついている子どもでも、休日にはその習慣がない場合が多くあります。
約1ヶ月にも及ぶ夏休み中だからこそ、勉強するタイミングや時間をある程度決めることで、勉強を習慣化し、自然と宿題に取り組めるはずです。
宿題の計画の立て方がわからない
夏休みは、学年ごとに宿題の量や外出の頻度が異なるため、計画を立てにくかったり、立て方が分からなかったりするのも、子どもが宿題をやらない理由の一つです。
もし、子どもが宿題をするための計画作りで迷っている場合、家族で外出する日を事前に知らせたり、それぞれの宿題を終えるのにかかる期間を子どもと話し合ったりしましょう。
宿題に限らず、計画を立てて物事を進める習慣は早めに身につけておくと、子どもにとってもメリットが多いです。
自由研究のテーマ決めに迷う
大変な夏休みの宿題上位に入っている自由研究は、子どもにとって悩みの種です。特に範囲を限定されていないからこそ、テーマ決めに悩む子どもはたくさんいます。
子どもが自由研究のテーマ決めに悩んでいる場合、美術館や博物館などテーマのヒントがありそうな施設に家族で出かけたり、子どもが興味のあることを体験できる機会を作るのがおすすめです。
最近では、さまざまな商業施設やイベントで親子向けのワークショップを実施しているので、遠出をしなくても自由研究の題材は見つけやすくなっていますよ。
すぐに実践可能!夏休みの宿題をやらない・やれないの対処法
子どもが夏休みの宿題をやらないとき、両親だけでなく子どもも宿題との向き合い方に悩んでいることが多くあります。
そこで今から紹介する環境の変化や取り組む宿題の順序など、具体的な対処法を両親から子どもに伝えてみましょう。
1.夏休みの宿題をやる場所を変えてみる
夏休みの宿題をするとき、家族がそばにいて会話していたり、子どもがテレビやスマホをみたりしやすい環境だと、勉強が捗りにくいです。そんなときは図書館や塾の自習室など、子どもが勉強に集中できる環境に移すのが有効な手段です。
自宅では子どもの宿題が捗らない場合、親から環境を変えてみることを提案してみましょう。毎日同じ場所だと集中力が続かない場合も、自宅→図書館→自習室のように定期的に宿題をやる場所を変えることで気分転換になります。
2.すぐに終わりそうな宿題からはじめる
夏休み前に膨大な量の宿題を一度に出された子どもは、何から手をつけてよいのか迷っている場合があります。そのとき親から子どもに提案したいのが、すぐに終わりそうな宿題からはじめることです。
子どもが大変だと感じやすい読書感想文や自由研究、算数の計算問題は、完了するまで時間がかかりがちです。すぐに終わりそうな宿題からはじめることで、大変な宿題にかけられる十分な時間を確保できます。山のようにあった宿題が少しずつでも減っている実感を持てると、せっかく始めたから残りも頑張ろう!とやる気が出ます。
また、計算問題や漢字ドリルに望む場合、簡単に解ける問題からスタートすると、頭の準備運動にもなり、集中しやすいためおすすめです。
3.宿題の時間を習慣化する
夏休みの宿題を子どもがやらない理由でも解説した通り、宿題や勉強が習慣化されていないと、宿題を始めるまでに時間がかかってしまいます。
宿題や勉強を習慣化するなら、学校の授業時間のようにすでに根付いている習慣を有効活用しましょう。例えば、1時間目の授業がはじまる時間から宿題を開始したり、授業と同じ時間だけ集中して宿題に取り組むなどです。
4.友人と宿題に取り組む
膨大な量の夏休みの宿題に一人で取り組もうとすると、やりたいくないという気持ちが膨らんでいきます。
そこで学校の友だちを自宅に招いて勉強会を開催したり、わからない点を質問し合ったりすることで、一人のときより楽しんで宿題に取り組めます。
もし直接会うのが難しい場合、チャットやビデオ通話の活用を子どもに提案してみるのも良いでしょう。
寄り添いが大切!夏休みの宿題をやらない子どもと向き合うコツ
夏休みの宿題をやらない子どもに対して、思わず叱ったり、何度も注意してしまうこともありますよね。しかし、何度も親から注意を受けていると、子どもの宿題をやるモチベーションはますます低下してしまいます。その結果、宿題に手がつかないという負のループに陥ってしまうことも……
そこで、声掛けのタイミングやモチベーションアップ法など、夏休みの宿題に取り組む子どもに寄り添いながらサポートするためのコツをみていきましょう。
1.夏休みの宿題後の楽しみを作る
両親は、子どものモチベーションを上げることで夏休みの宿題をサポートできます。
例えば、親子で事前に決めた範囲の宿題を終えたら、子どもの好きなものをおやつに出したり、興味のある場所に出かけたりするのがおすすめです。
一方で、何度もこの方法を用いると、楽しみがないときに子どもが宿題をしなくなってしまうケースがあります。そのため自由研究や読書感想文など、時間や労力がかかる宿題を終えたときに限定すると良いでしょう。
2.子どもから質問されたときに答える
両親から夏休みの宿題に関して言い過ぎると、かえって子どもは反発してしまうため逆効果です。宿題をやらないからといって何度も声をかけるのではなく、子どもからの質問を待つのもコツの一つです。
万が一、子どもから宿題や勉強に関する質問がなかった場合は、子どもが宿題や勉強を終えたタイミングで褒め言葉をかけるのが良いでしょう。褒め言葉で自信がつけば、夏休みの宿題や勉強に意欲を持って取り組んでくれるはずです。
3.適度な距離感で見守る
夏休みの宿題を子どもがやらないとき心配でも、一歩引いて見守ることで子どもがプレッシャーを感じずに済みます。
また、プレッシャーをかけずに適度な距離感を持って見守ることで、子どもからの質問や相談を増やす効果も期待できるのです。
4.両親も子どもと一緒に勉強や読書をする
自宅にいるときに両親がテレビやスマホをみていると、子どもは自分だけ疎外されているような気分になってしまいます。
少しでも宿題に意欲を持って取り組んで欲しい場合、両親も子どもが宿題をするタイミングで勉強するのがおすすめです。
また、日頃から大人が勉強する姿を子どもが見ることで、夏休みだけでなく普段の勉強の習慣がつきやすくなるのもメリットといえます。
宿題のサポートOK!子どもの夏休み中に利用したい便利なサービス
夏休みに子どもが宿題をやらないとき、家族だけで問題を解決しようとしがちです。しかし、キッズシッターや自治体が運営するファミリーサポートなど、便利なサービスを活用することで、子どもと両親の双方が夏休みの宿題と気楽に向きあえます。
宿題のサポートも頼んだり、自由研究のヒントを探したりできるサービス、施設をみていきましょう。
自治体が運営のファミリーサポート
ファミリーサポートとは、市区町村などの自治体が手掛ける子育て支援サービスです。サービスに登録した育児のサポートをしてほしい方と、サポートをしたい方が相互援助を行う仕組みになっています。
自治体によってサポートの範囲は異なりますが、多くのファミリーサポートで、夏休みの宿題のサポートを依頼可能です。
また、1時間あたりの利用料は、一般的に1,000円前後なので、比較的リーズナブルに利用することができます。
宿題のサポートも頼めるキッズシッター
キッズシッターとは、子どもの身の回りの世話から習い事の送迎、宿題の確認や見守りまで依頼できるサービスです。
業者にもよりますが、0~15歳ほどの子どもまで対応しているので、夏休みの宿題に悩む小学生・中学生のサポートも依頼できます。
もし、キッズシッターに宿題の見守りまで依頼したい場合は、「OCOSAPO おこサポ」のように、教育分野に精通したシッターが在籍する業者に依頼するのが良いでしょう。
夏休みの自由研究のヒントを遊びながら探せる児童館
夏休みの宿題の中で、多くの子どもがつまずくのが自由研究です。自由研究のヒントを遊びながら探せるサービスとしておすすめなのが児童館です。
児童館の中には、夏休みに工作や体験イベントを実施している場所もあるので、遊びながら自由研究のヒントをもらえます。
宿題をやらない以外にも…!子どもの夏休み中の両親の悩みとは?
宿題をやらない以外にも家事や子どもの預け先など、夏休み中だからこその悩みを抱えている両親は多いはずです。
多くの方が悩みがちなポイントを、それぞれの解決策と合わせてみていきましょう。
1.食事の準備や掃除などの家事
楽天ママ割が1,000名のママ・パパを対象に行なった「子どもの夏休み中の生活に関するアンケート」によると、子どもが夏休み中に家事が大変になると感じている両親は、約70%にも及びます。
子どもの昼食を用意したり、自分のペースで家事ができず、効率が下がったりしてしまうことなどが一因として挙げられます。
もし、食事の準備や掃除を大変に感じたときは、子どもへの手伝い依頼、家事代行、キッズシッターの利用を検討しましょう。
2.仕事・用事があるときの子どもの預け先
子どもの夏休み期間でも仕事がある両親は、自宅を空けるときの子どもの預け先に悩む場合があります。
留守番の時間が長くなりそうで不安な場合、実家に子どもの預けたり、利用時間の12時間前までなら自由な日程調整が可能な「きらりライフサポート」のような、ご家庭サポートを活用したりするのが良いでしょう。
3.両親が息抜きをするタイミングが難しい
夏休み中に子どもと過ごせることは嬉しい反面、掃除や食事の準備に追われて息抜きのタイミングが難しくなります。
なかなか休めるタイミングが見つからない場合は、パパとママで家事を交代しながら息抜きの時間を作ったり、外食、宅食、家事代行などの便利なサービスの利用を検討したりしましょう。
両親がしっかり息抜きできていれば、夏休みの宿題をやらない子どもに対しても余裕を持って見守りやアドバイスができるはずです。
宿題の手助けから家事まで依頼できる「きらりライフサポート」
夏休みに子どもが宿題をやらないときや、普段以上に増える家事で大変なときに活用したいのが、家事代行から宿題の見守りまで、幅広く依頼できる「きらりライフサポート」です。
基本的に専任制で、信頼できる担当者が毎回訪問してくれるため、家事だけでなく子どもの宿題サポートまで安心して依頼できます。
利用料金は、2時間コース(1時間あたり税込3,300円)、3時間コース(1時間あたり税込2,750円)、4時間コース(1時間あたり税込2,530円)とリーズナブル。
気軽に夏休みの悩みを解決したいご家庭は、ぜひ活用してみてください。
1分でわかる!きらりライフサポートってこんなサービス
よく読まれている記事
RANKING