三角コーナーはなぜすぐに汚れるの?まずは原因を知ろう
まずは三角コーナーが汚れる原因について探っていきましょう。三角コーナーの汚れと言えばぬめりですよね。ぬめりは細菌やカビなどが増えるときに出る、粘着質な物質が集まったものです。
細菌やカビは水分を含んだ栄養分を好みますので、三角コーナーは最高な環境と言えます。湿った生ごみを入れておくとぬめりが発生し、さらに放置すると黒ずみやカビの発生へとつながってしまうのです。
楽して三角コーナーをキレイに!掃除方法について詳しく解説
では、三角コーナーの掃除方法を確認していきましょう。汚れ度合いによって使うアイテムや掃除方法が変わります。
【汚れ度★☆☆】ぬめりがほとんどない状態の三角コーナー
■使用アイテム
・スポンジ
・食器用洗剤
■掃除方法
スポンジで、三角コーナーを軽くこすり洗いをしましょう。生ごみが野菜だけなら、お湯やぬるま湯で洗うだけでもきれいになります。
お肉なども入れていた場合は、食器用の中性洗剤を少量つけて、洗ってください。
■掃除する頻度
ぬめりがない状態の三角コーナーを保つためには、毎日の掃除が必要です。毎日、食器洗いのついでにササっと三角コーナーも洗ってしまいましょう。
【汚れ度★★☆】少しぬめっている状態の三角コーナー
■使用アイテム
・スプレータイプの塩素系漂白剤
・スポンジ
■掃除方法
スポンジで軽く汚れを落としましょう。汚れがひどい場合は、中性洗剤を少量つけてください。
汚れが流れたら、塩素系漂白剤を吹き付けていきます。ポイントは、液体ではなくスプレーのタイプを使用することです。スプレータイプの方が、三角コーナーに泡が密着してくれます。
泡を吹き付けたら5分程待ち、よく洗い流して完了です。
■掃除の頻度
塩素系漂白剤で掃除をする場合は、3~4日に1回くらいの頻度で行いましょう。それ以上放置をしてしまうと、ぬめりがひどくなり汚れが落ちきらなかったり、スプレー前の汚れ落としが大変になったりしてしまいます。
【汚れ度★★★】ぬめりやカビがついた状態のかなり汚れた三角コーナー
■使用アイテム
・重曹
・クエン酸
・お湯
・スポンジ
・歯ブラシ
■掃除方法
軽くスポンジでぬめりを落とします。その後、重曹とクエン酸を三角コーナーに振りかけてから、沸騰させたお湯を入れましょう。シンクの排水口にフタをしてお湯を溜めれば、シンクもピカピカになるのでおすすめです!
30分ほどつけ置きしたら、お湯を流してスポンジや歯ブラシで三角コーナーを洗いましょう。カビが取れない場合は、塩素系漂白剤を吹き付けて数分待ち、再度洗い流してください。
排水管の塩化ビニールが破損する恐れがあるため、お湯が少し冷めるくらいまでつけ置きをしておきましょう。60度以下になったお湯を一気に流すことで、排水管の掃除をすることもできます。
■掃除の頻度
重曹やクエン酸を使った掃除は少し手間がかかりますので、1週間に1度くらいを目安に行うといいでしょう。シンクや排水管の掃除も一気にできる方法のため、定期的に行うことをおすすめします。
ちょっとした工夫で三角コーナーの汚れを防止しよう!
三角コーナーの汚れは、ちょっとした工夫をすることで防ぐことができます。掃除のときに大変な思いをしないために、事前に対策を取っておきましょう。
洗った後すぐにネットや袋をかけない
まずは、洗った後すぐにネットや袋をかけないということです。冒頭でもお伝えしましたが、雑菌やカビは水分を好みます。
そのため、三角コーナーが濡れているまま放置することは、ぬめりが発生しやすい環境を自ら作り出していることになるのです。
三角コーナーを洗ったら、しっかりと拭き乾燥させてからネットや袋をかけましょう。また、三角コーナー下のシンクの水分も忘れずに拭きあげましょう。
アルミホイルを丸めて入れておく
三角コーナーの中にアルミホイルを丸めて入れておくことも効果的です。アルミホイルは水に濡れると金属イオンを発生させます。金属イオンは雑菌の発生を抑える効果があるので、ぬめりの原因を減らすことができるのです!
使用後のアルミホイルでも構いませんので、軽く丸めて三角コーナーの中へポイっと投げ入れておきましょう。汚れて来たなと思ったら交換してください。
汚れが溜まりにくい形状のものを選ぶ
三角コーナーにも様々な形状や素材のものがあります。形状は、網目が細すぎない方が通気性が良くなります。また、三角コーナーに足がついているタイプの方が、シンクとの接着面が少ないので通気性が良くぬめりにくいです。
素材で思い浮かぶのはプラスチック製やステンレス製だと思います。プラスチック製の方が安価ですが、おすすめはステンレス製です。
ステンレス製は抗菌加工がしてある物もありますし、汚れがついてもプラスチックのように変色しません。さらに、耐熱性も高いのでお湯に浸けたときの変形も防ぐことができます。
そもそも三角コーナーって必要?掃除が不要な代用品を紹介
最近は三角コーナーを使わない方も増えてきています。では、どのようなものが選ばれているのでしょうか。
自立する生ごみ袋
袋に大きめのマチがついていて、自立するタイプのゴミ袋が売られています。底が網目になっているタイプもあるので、水分を溜め込むこともなく衛生的です。使い捨て三角コーナーのようなイメージですね!
袋をかけるホルダーを活用
三角コーナーのようにカゴ状になっているタイプではなく、袋をかけるためのホルダーを活用している方も多いです。
ホルダーに袋をかければ簡易的な三角コーナーが出来上がります。シンプルな作りが多いので、ぬめる箇所がほとんどありません。生ごみが溜まったら袋を捨て、ホルダーを軽く洗えばお手入れ完了です。
ディスポーザー
最近ではディスポーザーを導入する家庭もちらほらと見受けられます。ディスポーザーとは、生ごみを細かく砕いて処理してくれる機械です。
粉砕された生ごみはそのまま水道水と一緒に流すことができるので、生ごみを捨てるという作業自体がなくなります。ただし、他の方法と違って導入費用やランニングコストがかかりますので、慎重に検討して採用しましょう。
この記事のここがミソ!
・三角コーナーは、ぬめりの度合いによって掃除方法が変わる。
・予防方法は、三角コーナーを濡れたまま放置しない。
・三角コーナーの中にアルミホイルを丸めて入れると良い。
三角コーナーの掃除のポイントは、こまめな掃除と汚れにくい三角コーナーを選ぶことです。毎日掃除をしていれば、嫌なぬめりを掃除することはありません。また、汚れても大変な思いをしてこする必要はなく、つけ置きできれいな状態にできることもわかっていただけたと思います。
自分が使っている三角コーナーを見直して、ラクしてきれいなキッチンを保っていきましょう。
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