家事は大変じゃないと思われやすい理由は?
家事は毎日行わなければならず、やることも多いためとても大変ですよね。しかし、普段あまり家事をしない人の中には、「家事は仕事や育児の片手間にやるもの」と思っている方も少なからずいます。なぜ家事は大変ではないと思われやすいのでしょうか。理由をご紹介します。
・誰でもできることだと思われている
・やって当たり前のことだと思われている
・対価がないため評価しにくい
他にもさまざまな理由があると思いますが、「家事は簡単なこと」と思っている人の多くは、実際に家事をやったことがないから大変さが分からないのです。家事の大変さを理解してもらうには、体感してもらうことが1番! この後ご紹介するランキングも参考に、1度家事を任せてみましょう。
【TOP10】大変な家事ランキングを発表!
大変な家事をランキング形式で発表していきます。
第10位 電球などの交換や住まいの修繕
電球の交換やドアの建付けの調整など、年に1回程度行う家事です。すべて同じタイミングで電球が切れれば一気に交換できますが、バラバラだと面倒ですよね。毎回電球の大きさやワット数を調べて、電気屋さんへ買いに行く手間もあります。また、住まいの修繕は力が必要だったり大掛かりになったりするため、1人で行うには大変と感じることが多いでしょう。
第9位 衣替え
夏と冬の衣替えが大変という方も多いです。自分が着る服だけなら楽ですが、家族全員分と考えると長時間かかります。また、衣替えのタイミングでクローゼットの整理をするケースも多く、不要な服の処分もしなければなりません。衣類が捨てられる日を調べ、重たい服を持ってゴミ捨て場まで行くのは大変です。また、買取店に持って行くのも時間がかかるため、手間に感じるでしょう。
第8位 庭の手入れ
一戸建てに住んでいる場合は、庭の手入れを行う必要があります。主に雑草取りが大変と感じる方が多いです。小さなお子様やペットがいる家庭では、除草剤を撒きにくいですよね。すると、手作業で雑草を抜かなければならず、膨大な時間がかかります。雑草が成長する春・夏は気温も高いため、体力を奪われます。熱中症の危険もあるため大変危険な家事です。
第7位 ゴミ出し
ゴミ出しを負担に感じている方も多いでしょう。燃えるゴミなら週2日、燃えないゴミも合わせると週3~5日ゴミ出しをしている家庭もあります。最近増えている24時間ゴミ出しOKのマンションなら自分のタイミングでゴミを捨てられますが、地域のゴミ捨て場に捨てる場合は曜日や時間を守らなければいけません。ゴミ捨てに行ったときの井戸端会議を負担に感じる方もいますよね。また、ゴミ出しの前に家中のゴミを集めるのが大変です。洗面台・キッチン・浴室の排水口のゴミを取るのは精神的に嫌ですよね。各部屋を回ってゴミを回収し、袋にまとめる作業は意外と時間がかかります。
第6位 買い出し
食材や日用品の買い出しも大変ですよね。買い出しは外出するため、大変な家事と思われにくいですが立派な家事の1つです。献立を頭の中でイメージしながら、お得に購入できる食材を探さなければなりません。また、事前に購入するものをメモに書き出してから出かける人もいるでしょう。小さなお子様がいる家庭では、買い出し中に子供のことを気にかける必要もあります。また、購入した重い荷物を持ち、長い距離を歩くのは大変です。バスや電車などの公共交通機関を使う方は、買い出しにかなりの体力を費やしています。
第5位 整理整頓や片付け
整理整頓や片付けも大変な家事です。片付けが苦手な人にとっては、1番大変と感じるかもしれません。テーブルの上のものを片付けたり、ごちゃごちゃになった収納を整理整頓するのは時間がかかります。家族が脱ぎっぱなしにした靴下を洗濯機に入れたり、玄関に脱ぎ捨てられた靴をしまうのは、精神的にもストレスに感じますよね。何度片付けても同じことの繰り返しなので、整理整頓や片付けをしたくないという方も多いです。
第4位 皿洗い
皿洗いは毎日複数回やる必要があるため大変です。家族全員分が使う皿の量はシンクに入りきらないほど多く、見るだけでも嫌気がします。料理によってはお皿やフライパンの汚れが落ちにくく、意外と時間がかかりますよね。また、洗って終わりではなく、拭いたり食器棚にしまったりする作業も残っています。毎日朝・晩2回の皿洗いを行うことは、家事をしない人が想像する何倍も大変です。
第3位 掃除
大変な家事の第3位は掃除です。一言で「掃除」とお伝えするとあまり大変そうに感じませんが、掃除をする箇所は無限にあるため、膨大な時間と手間がかかります。床の掃除機がけ、玄関の掃き掃除、水回りの掃除など、スケジュールを立てて効率的に行わなければなりません。掃除してもすぐに汚れる部屋をみて「もう嫌だ…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
第2位 洗濯
第2位には洗濯がランクインしました。洗濯自体は洗濯機が行ってくれますが、他にもたくさんのやることがあります。すべて書き出してみましょう。
1.洗濯物を集めて洗濯機に入れる
2.適切な洗剤を入れて洗う
3.洗濯機から取り出す
4.重い洗濯物を持って物干し場まで移動する
5.干す
6.取り込む
7.畳む
8.各部屋に収納する
9.必要に応じてアイロンをかける
9個も工程があります。すべてにある程度の時間がかかるため、1~9を完了させるには丸1日かかるでしょう。空いた時間を見つけながら洗濯をするのは大変です。
第1位 料理
堂々の1位は料理がランクインしました。料理は献立を考えることから始まり、料理を作って配膳・下膳まで行います。栄養バランスを考えた献立、給食と被らない献立を毎日考えるのは大変ですよね。また、子供が家にいる時間だと、面倒を見ながら作業しなければいけないため効率も落ちます。料理が作り終わったら箸や皿をテーブルに並べ、食べ終わったら食器を片付けるなどの細かな家事も残っているため、かなり手間がかかります。さらに、夕食後には明日のお弁当の準備をしたり、休日には家族に昼食も作る必要があったりと、想像しただけでも大変で嫌になります。料理が好きな人なら楽しみながらできますが、嫌いな人にとってはかなり負担に感じるでしょう。
大変な家事を楽に!実践してほしい5つの方法
大変な家事を楽にするために、実践してほしい方法を5つ紹介します。
①完璧に家事をこなそうとしない
家事を完璧にやろうとすると、心身共に大きな負担がかかり体調を崩してしまいます。たまには掃除をサボっても良いですし、出前を取って料理をしない日を作っても良いでしょう。家事が大変と感じるまでやると、だんだん家事が嫌いになってやることが苦痛になります。完璧を求めず、大変なときは無理をしないことを心がけることが大切です。
②家族で家事を分担する
家事は1人でやると膨大な量ですが、家族で分担することで負担を分散することができます。自ら気付いて家事をしてくれる人がいるなら最高ですが、なかなか言わないと手伝ってくれないという家庭も多いですよね。家事を手伝ってと伝えることが嫌で自分でやってしまうという方も多いと思います。しかし、言葉にして言わなければ、ずっと自分が大変な思いをして家事をしなければいけません。そもそも、手伝うという概念が間違っています。家事をみんなで分担し、その家で暮らすなら全員で家事を行うことが当たり前という考えを持ちましょう。
③便利家電に頼る
家族がなかなか家事をしてくれないなら、お金をかけて便利家電に頼ることも1つの方法です。食洗機があれば皿洗いをする必要がありません。また、洗濯乾燥機があれば干す時間を短縮することができます。ロボット掃除機を採用して、掃除機をかけない暮らしを取り入れてもいいでしょう。自分の時間を確保するために、家電の力を存分に頼ってくださいね。
④家事をしやすい家に住む
家事をしやすい家に住むことで、家事の大変さが改善されることがあります。例えば、脱衣所・物干し場・クローゼットが直結した間取りなら、洗濯の時短につながります。重い洗濯物を持って室内を移動することもありません。家族全員の服がしまえる大きなクローゼットなら、各部屋に洗濯物を収納する必要もないのです。また、最新のキッチンを採用すれば掃除が楽になったり、幅広のキッチンで料理の作業効率が上がったりします。このように、間取りや収納の工夫を行うことで、家事を楽にすることが可能です。これから引っ越す方やマイホームを建築する方は、家事が楽になる家を検討してみてくださいね。
⑤家事代行サービスを利用する
家事を楽にしたいなら、他の人に家事をしてもらうことが1番です。家事代行サービスを利用すれば、家事のプロが来てくれます。大変な家事TOP3である料理・洗濯・掃除を、すべてお願いすることもできるでしょう。家事をしてもらう時間を活用して、家族と遊んだり趣味を楽しんだりできます。家事が大変で疲れたというときは、家事代行サービスを利用して気持ちをリフレッシュさせてくださいね。
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