75歳になって仕事を続ける人はどのくらい?
定年を、人生の大きな1つの節目として捉える人はとても多いですよね。その後の過ごし方は、もちろん人それぞれの理想の形があるかと思いますが、75歳になっても仕事を続ける人の割合は、どのくらいなのでしょうか。
少し前までは、定年といえば60歳でしたが、今は65歳での定年が義務化されており、さらに70歳まで雇用することが会社の努力義務として課せられるようになりました。そのため、70歳や75歳で働く人がいても珍しくはない社会になってきていることが分かります。定年のない会社も見られるようになり、話題にのぼることもありますね。また、もともと持っているスキルや資格によっては、年齢関係なく働きやすい仕事もあるでしょう。
そこでまず、75歳以上の方のうちどのくらいの割合が仕事に就いているのか、その現状を見てみましょう。
75歳以上で収入のある仕事に就いている人の割合
内閣府が発表している「令和4年版高齢社会白書」によると、75歳以上の方の就業率は男性16.1%、女性7.0%となっています。
そのうち、男女ともに一番多いのは、自営業主や家族従事者としての就業でした。農業やお店の経営などを自分で行っていたり、家族が運営している事業を手伝っていることなどが考えられます。その他には、会社や団体の役員、パートタイムなども見られ、割合としては少ないですがフルタイム勤務をされている方もいらっしゃるようです。
75歳になっても仕事をしたい人はどのくらいいる?
あなたは、75歳を迎えた時に、まだ仕事を頑張りたいと思いますか? それとも、仕事を引退してその他のことに時間を使いたいと思いますか?
どう考えるかは、もちろん個人の自由です。1つの目安としてご紹介すると、先ほどの内閣府の発表では、60歳以上の方に「何歳ごろまで収入を伴う仕事をしたいですか」とアンケートをとった結果が出ています。
そのアンケートでは、「働けるうちはいつまでも」と答えた方が全体の20.6%、「75歳くらいまで」と答えた方は11.9%、「80歳くらいまで」と答えた方は4.8%でした。
具体的な引退の年齢を考えずに、働けるうちはいつまでも仕事をしたいと考える方が意外と多いなと感じる方が多いのではないでしょうか。
生涯現役を貫く、そのメリットは
生涯現役を目指すとき、そのメリットや目的は何なのかも考えてみましょう。生活のため、という理由もあるでしょうが、まず「仕事をしたい!」と思うには、体や心が元気で、体力という土台がしっかりしていることが大事になりますよね。
75歳以上でも仕事をしている人を思い浮かべると、確かにみなさんお元気で、「働いているから元気なのよ」と言われることも多いです。仕事から離れると、自分から出掛けなければ社会とのつながりは維持しにくく、どうしてもその頻度は少なくなりがちです。しかし、仕事があれば自然と社会とのつながりを保てて、色々な出会いも待っています。
こうした出会いや仕事という役割を持ち続けることは、毎日に刺激をもたらします。何もすることがなく、ボーッとしている時間が多い人よりも、頭と体をたくさん使って若々しさも保ちやすくなるのは大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
75歳以上の就業者では、フルタイムよりも圧倒的にパートタイムや自営業が多いことが分かります。これは、体力面であまり無理ができないということも考えられますが、仕事をする意義の中でも、社会貢献や生き甲斐を得ることに重きを置いている方が多いからだと推察できます。
75歳が働きやすい人気の仕事
75歳の方が働きやすい人気の仕事をいくつかご紹介します。
オフィスワーク・事務
冷暖房の効いたオフィス内でのデスクワークは、体力を奪われにくく人気が高いです。特に、事務や総務の経験がある人にとっては、経験を活かすことができます。座ってできるコールセンターなども同様に人気があります。
軽作業
黙々と出来る軽作業のお仕事の中には、座ってできるものも多いです。希望の時間帯で無理なく仕事に入りやすいのもメリットと言えるでしょう。
警備・清掃・マンションの管理人
男性なら警備のお仕事、女性なら清掃のお仕事も人気です。建物の中で働く警備員や清掃員なら、夏場や冬場も働きやすくパートタイムの募集も豊富です。また、マンションの管理人も基本的には座っておく時間が長いため人気です。
75歳の仕事のおすすめの探し方
定年を過ぎた方の職探しに関しては、一般的な求人サイトよりも高齢者向けの求人サイトなどの方が効率的です。なぜなら、原則、年齢を定めた求人はできないものの、多くの会社は採用時の年齢の上限を決めている場合が多いからです。したがって、一般的な求人サイトに年齢不問とあったとしても、75歳以上になると採用は厳しい場合も多く、労力ばかりかかってしまう可能性もあります。
無駄な時間を浪費せずに職探しをするためにも、ご高齢の方向けの求人サイト等を活用しましょう。具体的に、おすすめの職探しの方法をご紹介します。
国や自治体が運営する高齢者向けの就職支援を活用する
お住まいの自治体によっては、行政が運営する就職支援事業があるかもしれません。例えば、東京都内で仕事を探す場合は、「東京しごとセンター」が便利です。「東京しごとセンター」では、3つの年齢別コーナーがあり、その中にはシニアコーナーもあります。
まずは、お住まいの地域や仕事をしたい地域の自治体が運営する就職支援のサービスがあるか確認してみましょう。
高齢者向け求人サイト
Webサイトを通じて、気軽に求人情報が見れる時代になりましたね。中には、シニア世代を募集する高齢者求人に特化した就職マッチングサイトもあります。インターネットに慣れている方は、こういった高齢者向けの求人サイトを通じて仕事を探してみるのも良いでしょう。
自分の人脈を通じて探す
自分の人脈を使って、シニア世代が働ける仕事を誰かに紹介してもらうのも、1つの方法です。知り合いのツテということで、安心感を得られる人もいるでしょう。これまでの仕事で関わってきた同業者の知り合いなら、同じような業種で働ける職場も見つけやすいかもしれません。
75歳になっても元気に働ける仕事選びのポイント
75歳になっても、とても若々しく元気な人はたくさんいらっしゃいます。ただ、このくらいの年齢になると、体力面の消耗が激しくなるのも事実。介護などを必要とせず、自分で身の回りのことができる状態を示す「健康寿命」は、男性なら72歳くらい、女性なら75歳が平均です。つまり、仕事によって健康を損なわないようにすることがとても大事になります。
仕事を続ける方は、自分が無理なく続けられる範囲と時間をしっかり考えることが重要なポイントです。特に、立ちっぱなしの仕事や時間に追われ続ける仕事、長時間の仕事、体力がいる仕事は、要注意です。
仕事以外の楽しみに使う時間も確保して
人それぞれの考え方にもよりますが、仕事とプライベートの時間の両方が充実するような働き方がおすすめです。プライベートな時間でしっかりと休息をとり、ストレスを溜めないようにしながら働けると良いのではないでしょうか。
東京かあさんで活躍中の最高齢ママは83歳!
「東京かあさん」には、定年を迎えたあと、これまで培った家事や育児の経験を活かして、「若い人の役に立ちたい」と活動している素敵なお母さん達がたくさんいます。最高齢は、なんと83歳! みんな「れいこママ」と親しみを込めて呼んでいます。
魅力たっぷり!れいこママ
会った人の心をたちまち和ませるような、素敵な笑顔のれいこママ。とってもお若い見た目ですが、年齢を聞くとアラ!びっくり。なんと、83歳のお母さんです。年齢を感じさせない、ハツラツとした印象で、現役のお母さんとして東京かあさんの一員として活動しておられます。
れいこママは、保険の外交員として働きながら、お2人のお子さんを育てられた先輩ママです。特に料理が得意で、バリエーションもとても豊富。手料理でお友だちを招き、一緒にテーブルを囲う時間が大好きなんだそう。
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東京かあさんで年齢を気にせず活躍してみませんか?
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お母さんにお願いできるのは、基本的に「お母さんができること全般」です。家事代行サービスでも、ベビーシッターでもありません。ふるさとのお母さんにお願いできるような、お手伝いを頼むことができます。
担当のお母さんによって、得意・不得意がありますが、もちろんまずはご要望を伺って、担当のお母さんをマッチングさせて頂きます。お母さんにとって負担の大きすぎることや苦手なこと、危険なこと以外なら、幅広くサポートしてもらえます。
みなさんのご活躍をお待ちしています!
れいこママのように、これまで頑張ってきた家事や育児、生活の知恵があなたの誇れるスキルとなります。東京かあさんには、若い世代のご利用者が多く、本当のお母さんに近いご年齢の方々のサポートを必要としている方がたくさんいます。
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1分でわかる!東京かあさんってこんなサービス
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