シニアは仕事の種類を選べる?60歳以降の働き方
定年退職をした60歳以降のシニア世代でも、収入や生きがいを求めて仕事を探す方が増えています。年金だけでは老後の生活が不安という方や、家でやることもなくぼーっとして過ごすのが嫌など、働く理由は人それぞれです。
そんな定年退職後の仕事について、どんな種類の仕事を選べるのかと悩む方も多いでしょう。アルバイトやパートなど、正規雇用での仕事は難しいのでは…と不安になってしまう方もいるかもしれません。
再雇用や勤務延長制度を利用するシニア
定年退職後のシニア世代が仕事を探す場合、新しく仕事を探す以外にもいくつかの方法があります。
例えば再雇用制度を採用している企業に勤めていた場合、一度退職して退職金などを受け取ったうえで、もう一度同じ会社に勤めることができるんです。ただしあくまでも再雇用となるので、労働条件などは変わる可能性があります。
他には勤務延長制度を利用することで、定年退職の年齢を迎えてもそのまま継続して働くことができるケースも。この場合は労働条件などに変化がなく、定年を迎える前と同じ条件で仕事を続けることが可能です。
今の仕事が好き、または自分の後任が見つからず職場を離れると同僚が困るなどの理由がある場合は、再雇用や勤務延長制度の利用を検討してみましょう。
働きやすさに注目!シニア向けの仕事10種類
今まで続けていた職場で定年後も仕事をする人もいれば、新しく再就職を目指す方もいるはずです。ここからは、シニア世代が再就職をするのに向いている仕事10種類を紹介していきます。それぞれのメリットやデメリットも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
1.体の負担が少ない「オフィスワーク」
シニア世代が定年退職後に就く仕事の種類として、事務などのオフィスワークは人気が高いです。事務作業や受付業務、テレアポやデータ入力など、座ったままできる仕事は体の負担が少なく働けるのがメリット。足腰に不安があるシニア世代でも、長時間のお仕事が可能です。
ただしシニア世代に向けた求人自体があまり多くはないので、パソコンスキルやオフィスワークの経験は必須。以前事務作業などの仕事をしていた方は、今までの経験やスキルを活かしてオフィスワークの求人を探してみましょう。
2.キレイ好きのシニアなら「清掃業務」
キレイ好きで掃除が好きなシニア世代に、ぴったりな仕事が清掃業務です。
会社やお店の清掃の他に、ビルやホテルなど需要はさまざま。長年掃除をしてきたシニア世代にとっては、家事のスキルを活かすことができるチャンスです。また自宅で活用できる掃除のテクニックを、清掃業のお仕事から学ぶこともできるかもしれません。
ただし清掃業は閉店後に仕事をする場合や、24時間営業のホテルなどの清掃をする場合は、勤務が不規則になってしまう点がデメリットです。また清掃の作業自体はそこまで大変ではありませんが、清掃範囲が広いと体力的に厳しさを感じることもあるでしょう。
掃除が好きで、なおかつ体力にもある程度の自信があるという方は、ぜひ清掃関係の仕事をチェックしてみてください。
3.未経験のシニアが活躍「医療や福祉の仕事」
常に人手が足りていない医療や福祉の仕事は、定年退職後のシニア世代にとって就職しやすい仕事の分野でもあります。
実際に医療や福祉の現場で長く働いていた人や資格を持っている人であれば、即戦力として歓迎してもらえるでしょう。福祉や介護職の場合は、経験がなくてもゼロから仕事を学んで資格を取得できるケースも多いです。できるだけ長く仕事をしたいという方に、ぴったりな職種です。
けれども人手が足りていないことで、働く場所によっては勤務時間や休日の取り方などに問題が生じる場合もあります。また勤務が不規則なのも医療や福祉の特徴なので、深夜の勤務でも働けるという方は検討してみましょう。
4.会話好きなシニアなら「サービス業」
販売や飲食などの仕事では、シニアの雇用枠を拡大して受け入れている企業も増えています。例えばマクドナルドではアルバイトに年齢制限を設けておらず、93歳のクルーが在籍していたこともあるそうです。
モスバーガーではシニア世代のスタッフを「モスジーバー」と呼び、早朝や深夜などのシフトで仕事をする人も増えています。ドン・キホーテやローソンなどでも、60代以上のスタッフを積極的に採用しているので、定年退職後のシニア世代にとっても働きやすい環境が整っていると言えるでしょう。
販売や飲食業などの仕事は、接客業が好きなシニア世代におすすめ。接客経験のある方は、シニア世代を積極的に採用している企業の求人をチェックしてみてください。
5.家事スキルを仕事に活かす「家事代行」
家事代行や家政婦などの仕事は、長年家事をしてきたシニア世代にとって活躍できる場のひとつです。家事を続けてきた経験がそのままスキルになるので、需要と供給がぴったりとマッチします。特別な資格は持っていないし…という方でも、即戦力として働くことが可能です。
ただし家事代行や家政婦は家主ができない家事などを依頼されることがあるので、意外と体力が必要。また自宅に行って家事をお手伝いする仕事なので、コミュニケーション能力に自信がない人には不向きな仕事と言えます。
家事をしたり人と話したりすることが得意なシニア世代は、家事代行や家政婦の求人を探してみましょう。
6.世話好きシニアの仕事なら「ベビーシッター」
子どものお世話をするベビーシッターや、保育士のサポートをする保育補助などの仕事も、シニア世代が働きやすい仕事です。特に子どもを育てた経験や、保育士の経験があるシニア世代の女性にとっては、楽しみながら仕事ができる点が大きなメリットになります。
ただし子どもにはそれぞれ性格や個性がありますので、どんな子どもにも分け隔てなく接する自信がないという方には不向きな仕事です。
子どもが好きで子どもと触れ合いたいという方は、お仕事を兼ねて子どものお世話ができる職種を選んでみてください。
7.現役時代のスキルで働く「資格を活かした仕事」
現役時代に仕事に関する資格を取得している方は、その資格を活かして再就職をするのも良いでしょう。
例えば看護師資格を持っているなら、看護師として現場復帰するのもアリですよね。宅建士やFPなど士業関係の資格を持っているなら、事務所に直接求人がないか確認してみるのもひとつの方法です。
資格ごとに選べる仕事の種類は幅広いため、スキルを最大限に活用して就職先を探してみましょう。
8.シニアが体に負担をかけず働ける「軽作業」
倉庫で商品の梱包や仕分けなどを行ったり、工場で部品を作ったりする軽作業もシニア世代には人気の仕事です。比較的簡単で体力を使わない作業が多く、ひたすら同じことを繰り返すので単調な作業が得意なシニア世代には向いていると言えるでしょう。
一方で単純作業なので、飽きっぽい方には不向き。給料も高収入という訳ではないので、長時間働いてしっかりと稼ぎたいという方には向きません。
単純な作業が好きで1日数時間から働いてみたい、というシニア世代の方におすすめの仕事です。
9.シニアから人気の仕事といえば「管理人」
マンションやビルなどの管理人は、シニア世代から高い人気を誇る仕事です。マンション内や周りの清掃、来客の受付や荷物の受け取り、周囲の巡回などなど。マンションの住人が安心して暮らせるように管理を行います。体力が必要な作業は多くありませんが、程よく体を動かしてやりがいを感じながら働くことができます。
ただし来客者や住人とのコミュニケーションが必須なので、ある程度の退陣スキルが必要です。また住人間や業者とのトラブルを仲介することもあるので、豊富な人生経験があるとさらに働きやすくなります。
忙しい仕事に追われるよりも、人と関わりながらゆっくりと仕事をしたい方は、ぜひチェックしてみてください。
10.シフトで働ける「寮母や補助員」
豊富に求人がある訳ではありませんが、学生や社員寮などの寮母もシニア世代の女性に向いている仕事です。通いで食事の支度や清掃などを行う場合もあれば、住み込みで寮母として一緒に暮らすというケースもあります。若者の元気な姿を見ているだけで、幸せになれるという人には最適な仕事と言えますよね。
一方、家族と同居していて、自宅の家事も自分がしっかりこなさなければいけないという方には不向きです。自分に合った時間帯やスケジュールで、働くことができる仕事を探しましょう
仕事の種類に悩むシニアへ!経験を活かせる東京かあさん
これまでの人生で自分が経験してきた家事や育児は、シニア世代にとって大きな財産と言えます。そんな価値のある財産を、仕事に変えられるのが「東京かあさん」でのお仕事です。
東京かあさんは共働き世帯や子育てで忙しいママなどの、毎日の暮らしをお手伝いしています。仕事の内容は掃除や洗濯、料理や子守りなど、家事代行やベビーシッターのようなものが多いです。でも東京かあさんは、第2のお母さんとして働くサービス。
掃除や料理に留まらず、スタッフであるお母さんができることなら何をお願いしてもOKなんです。家事代行のように依頼をこなして終わりではなく、本当の家族のような思いやりでお節介を焼いてあげられるのも東京かあさんの魅力のひとつ。
まるで本物のお母さんのような気持ちで、東京の子ども達を見守ってあげましょう。特別な資格がなくても、働いた経験が少なくても、お母さんをしてきた経験をそのまま活かして働くことができます。
東京かあさんでのお仕事が気になった方は、応募フォームから問い合わせてみてくださいね♪
1分でわかる!東京かあさんってこんなサービス
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