ベビーシッターが高いのは本当?マッチング型・派遣型の相場
ベビーシッターの利用方法は、大きく分けて2パターンあります。1つは、サイトやアプリを活用してベビーシッターと個人契約をする「マッチング型」。もう1つは、ベビーシッターを派遣してくれる業者と契約する「派遣型」です。
今回のテーマである費用面で比較すると、派遣型の方がやや高い傾向があります。実際にはどのくらいの差があるのか、それぞれの相場を詳しくみていきましょう!
派遣型の費用相場
ベビーシッターにかかる主な費用は「入会金・年会費」と、利用する度に発生する「基本料金+オプション代」に分けられます。そして、業者を通じた派遣型の相場は以下の通りです。
入会金…10,000~50,000円
年会費…5,000~10,000円
基本料金…1時間 2,000~3,000円
時間外料金…1時間 基本料金+500~1,000円
子どもの人数の追加料金…1時間 基本料金+1,000円、または1人分の1.5倍の料金など
マッチング型の費用相場
続いて、ベビーシッターと個人契約を結ぶマッチング型の相場をみてみましょう。
入会金…なし
年会費…なし
基本料金…1時間 1,500~2,500円
時間外料金…1時間 基本料金+100~1,000円
子どもの人数の追加料金…1時間 基本料金+300~1,000円
同条件の場合マッチング型が安い
ご覧のように、どの項目もマッチング型の相場の方が安い結果となりました。では、実際に契約して利用した場合の差額はどのくらいになるのでしょうか。下記の2パターンから、両者の費用の違いを比較してみましょう。
新規契約&初回に子ども1人の保育を2時間依頼した場合
【派遣型】
入会金(10,000~50,000円)+年会費(5,000~10,000円)=15,000~60,000円
2時間の利用料金 (基本料金 2,000~3,000円)×2時間=4,000~6,000円
【マッチング型】
入会金+年会費=0円
2時間の利用料金 (基本料金 1,500~2,500円)×2時間=3,000~5,000円
派遣型はトータル19,000~66,000円、マッチング型は3,000~5,000円となりました。マッチング型は初期費用が少ないぶん、契約から利用開始までのコストがかなり抑えられるといえるでしょう。
子ども2人の保育を3時間依頼した場合
【派遣型】
(基本料金 2,000~3,000円+人数の追加料金1,000円)×3時間=9,000~12,000円
【マッチング型】
(基本料金 1,500~2,500円+人数の追加料金+300~1,000円)×3時間=5,400~10,500円
継続して利用する場合も、マッチング型の方が1回あたり数千円ほど安く済むでしょう。定期利用する方は、月に1万円以上の差が開く可能性も念頭に置いておきたいですね。
プランや料金はベビーシッター業者ごとに異なる
さきほどご紹介したのは、あくまでも代表的な項目の相場です。なかには、「入会金や年会費は0円だが基本料金が高い」「子どもの人数や年齢によって値段が大きく異なる」という業者も。ベビーシッターの料金システムは、業者によって差があるのが現状なのです。
そのため、「ベースとなる基本料金だけに注目して業者を選ぼう!」という考えには要注意! トータルの費用はいくらになるか、独自のオプションを設定していないかなど、細かい部分を踏まえたうえで判断しましょう。
オプションに注意!高い料金を支払わないためのコツを解説
高い料金を支払わないためのコツが、よくあるオプションを把握しておくことです。
ベビーシッターの「独自のオプション」というのは、具体的にどのような項目があるのでしょうか。よくある一例をピックアップしてみました。
沐浴または入浴
子どもの遊び相手やオムツ交換といった基本的なお世話は、基本料金の範囲内である場合がほとんど。しかし、沐浴や入浴は別料金を設定しているケースがあります。その場合の料金は、1回あたり1,000円前後が相場のようです。
習い事や学校までの送迎
習い事や園・学校までの送迎においては、距離や移動手段に応じて送迎費が加算される可能性があります。また、送迎の条件によっては対応不可となる場合があるので注意しましょう。
勉強を教える教育シッター
勉強や英会話など、保育時間中の教育を実施している業者も存在します。教育シッターとしてもとから基本料金が高く設定されているケースが多いですが、なかには1時間あたり500~1,000円ほど上乗せすれば対応してくれる業者もあります。
当日予約のオプションあり
当日予約は、1回あたり2,000~3,000円ほどの追加料金が発生することも。反対に当日キャンセルをした場合、全額負担になってしまう可能性が高いです。
家事サポート
保育に加えて家事も依頼した際、1時間あたり300~500円ほど加算されることもあります。家事に該当する範囲は業者によって異なるため、事前にルールを確認しておきましょう。
ベビーシッターはどうして高い?3つの理由を解説
利用方法や業者によって差があるとはいえ、それなりのコストがかかるベビーシッター。具体的な金額を目の当たりにして、「もう少し安かったらいいのに…」と感じた方もいることでしょう。この値段設定には、どのような背景があるのでしょうか。
高い理由①ベビーシッターの需要増
共働き世帯の増加や核家族化などの影響により、「子どもを預かってほしい」「代わりにお世話をしてほしい」と考えている家庭が増えてきています。そのうえ、待機児童の問題も未だに残っているのが現状です。
こうした事情により、ベビーシッターの需要は高まるばかり。「多少コストをかけてでもベビーシッターを利用したい」という人が多いため、どうしても相場が下がりにくくなっているのです。
高い理由②安全なサービスな提供にコストがかかる
子どもと接する業務において最も大切なのは、やはり安全面です。責任のある仕事だからこそ、研修の実施や経験豊富なスタッフを用意している業者も。安全なサービスを提供できるよう、さまざまなコストがかかっています。
高い理由③感染症対応におけるリスク
病児保育を依頼する際は、基本料金に加えてオプション代が発生します。
その理由の1つは、医療に関する専門知識や経験があるスタッフでないと対応できないため。そしてもう1つは、病気がうつってしまう恐れがあるためです。とくに新型コロナウイルスやインフルエンザといった感染症は感染リスクが高く、ベビーシッターの費用にも反映してしまいます。
高い理由④有資格者なら料金が高い傾向に
ベビーシッターをするにあたって、必須となる資格や免許はとくにありません。しかし、保育士や幼稚園教諭、看護師などの免許をもったベビーシッターも多く活躍しています。「なんだか相場より高いな…」と感じた場合、スタッフがこうした免許を所有しているのかもしれませんよ。
安くベビーシッターを利用できる!コストカットのコツ3選
さまざまな事情が価格に反映しているベビーシッターですが、少し工夫すれば費用を抑えることができます。以下のポイントを抑えて、リーズナブルに活用しましょう!
コツ①オプションを追加せずに利用する
先ほどご紹介したように、ベビーシッターの費用は主に「基本料金とオプション代」の組み合わせで決まります。そのため、いかにオプションを追加せずに利用できるかが、費用を抑えるポイントの1つと言えます。まずはご自身の利用シーンをもとに、発生しそうなオプションの項目をリストアップ。それをもとに、業者ごとに費用を比較してみましょう。
そうすれば、「双子なので2人まで追加費用ナシの業者なら安く済みそう!」「基本料金が安いから気になっていたが、オプションを含めると高額になった」といった発見ができるはず。反対に「依頼する子どもの人数は1人だけで、任せるのはオムツ交換や遊び相手くらい」という方は、基本料金が安くオプションが高い業者を選ぶのがオススメですよ。
コツ②病児保育とベビーシッターの使い分け
病児保育はベビーシッターが自宅で保育してくれる「自宅訪問型」のほか、病院や保育所などに併設されたスペースで保育してもらう「施設託児型」があります。施設託児型の場合、1日8時間預けても費用は2,000〜3,000円ほど。一方、ベビーシッターによる自宅訪問型は、通常料金に加えて1時間あたり500円ほど、もしくは1日あたり5,000円ほど加算されるケースが多いです。
つまり、追加料金を払って普段のベビーシッターに依頼するより、施設託児型を利用する方が安くなる傾向があります。事前の登録やその病院の通院歴が必要なケースが多いので、利用条件を確認しておきましょう。
コツ③産前産後サービスに対応している業者が狙い目
手厚いサービスを希望すると、オプション料金がどんどん積み重なってしまいます。そこでオススメなのが、一部の業者で提供されている「産前産後サービス」。沐浴や家事も基本料金の範囲内となっているケースが多いため、トータルの費用が通常のベビーシッターより安くなる可能性が高いです。
高い費用を抑えるなら東京かあさん!コスパ重視の方にピッタリ
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そして入会金は、派遣型の相場である10,000円~50,000円を大きく下回る5,500円(税込)! さらに、年会費はいただいておりません◎
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