地方出身者の“家族に頼りたい!”をヒントにサービス開始「東京かあさん」
日本全国から人が集まる大都市・東京。「2016年 社会保障・人口問題基本調査 第8回人口移動調査」によれば、住民のおよそ45%が地方出身者だと言います。2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、地方に人が流れているとは聞きますが、それでも東京都出身者と地方出身者はおよそ半々。
「東京かあさん」を運営する、株式会社ぴんぴんころりの代表である私、小日向も奈良の片田舎出身で、大学入学を機に上京しました。何か困ったときに「家族に頼りたいけれど、新幹線できてもらうほどのことでもない。実家が近いひとが羨ましい!」と何度思ったことでしょう。地方出身者ならそんな経験があると思います。
そうした地方出身者の助けになるサービスをつくりたいと思い、立ち上げたのが「東京かあさん」です。家事代行や、家政婦と呼ばれる仕事よりも、もっと痒いところに手が届く、もっと家族みたいに頼れる、もっと小さなことでもお願いできる、そんな細やかでお節介なサービスが「東京かあさん」のコンセプトです。東京からスタートし、現在では神奈川県や埼玉県、千葉県でも展開中!笑顔の連鎖が広がっています。
サービス開始時から利用している“共働き”の池田ご夫妻
記念すべき第1弾インタビューは「東京かあさん」サービス開始の頃から利用してくださっている、池田脩太郎さん、智代さんご夫妻です!池田ご夫妻が東京かあさんを利用いただき始めてから2020年11月で1年半になります。果たしてどのように生活が変わったのでしょうか。
お2人は、大手企業でバリバリ働く共働きご夫婦。今年は双子のお子さん、穣くん類くんが生まれ、育児と仕事の両立に奮闘中。
忙しい両立生活をサポートしているのが、東京かあさんの黒田ママです。1回3時間で、週に2回お手伝いするコースをご利用いただいています。(ボリュームコース:1ヵ月で8回、24時間まで利用可能)
主な出勤時間は、16時半頃から3時間ほど。智代さんが仕事から帰宅前に、先に家事をスタートしてします。
70歳、元気いっぱいの看板ママ
取材当日は、ちょうど黒田ママがきている日でした。東京かあさんの看板ママ、黒田さんをご紹介します。
東京かあさんのサービス立ち上げ前にご縁があり、サービス立ち上げから“東京かあさん”を支えてきてくれた看板ママ。趣味はFX。特技は関西弁のするどいツッコミ!
東京かあさんでは、よしこさんなら「よしママ」あつこさんなら「あつこママ」と、下の名前にママをつけた愛称が多いのですが、黒田ママは、名字にそのままママをつけた珍しいタイプ。最近はなぜか黒田ママの実娘さんからも「黒田ママ」と呼ばれているそう。
インタビュー中、おいしそうなレバーを焼き上げる黒田ママ。今夜の夕食かと思いきや、実は池田家の愛犬、プーちゃんのご飯でした。
ペットシッター探しからの出会い ペットの世話から家事まで頼める便利さに利用決意
脩太郎さん:実は、はじめはプーのお世話をお願いできるペットシッターを探してたんです。
「利用を検討した頃は、まだ子供たちが生まれていなくて、僕らとプーの2人+1匹の暮らしでした。共働きで、朝早くから夜遅くまで働いていて、長時間の留守番でプーに寂しい思いをさせてるんじゃないかって…。プーのお世話をしたい、でも仕事もしたい!というジレンマで」
脩太郎さん:まずは散歩と、プースケのご飯の支度でしたね。
夕方の3時から5時までに散歩に行ってあげたいけど、散歩のためだけに家へは帰れない。ペットシッターやペットの保育園、ペットホテル…色々お願いしたけど、あまりいいところに出会えなくて。
困っていたところ、わんこ仲間の友達に「ペット以外にも家事のお手伝いもお願いできるよ!」って、東京かあさんを教えてもらったんです。
お願いできる範囲が広くて、最初はどこまでやってくれるのかがイメージが湧かなかったけれど、実際に来てみてもらったら、想像している以上でした!そこまでやってくれるんだ!!って。
智代さん:洗濯機フィルターのお掃除を見たときですね。
初回の無料体験のとき、黒田ママが、洗濯機のフィルターを掃除してくれて。上のフィルターは掃除してたけど、下のフィルターは存在すら気づいてなくて。そんなところにあったんだ!って、初めて気づきました。それを見て「いいな。頼んでみよう」と思ったんです。
次回後編は、池田ご夫妻と黒田ママの日常を紹介!
前編では、池田ご夫妻が“東京かあさん”のサービスの利用を決心したところまでをご紹介しました。後編では、池田ご夫妻と黒田ママがどんなふうな毎日を過ごしているのかご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
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