洗濯乾燥機のタイプによって乾き方が変わる?
これから洗濯乾燥機を購入したいと考えている方や、今現在使用している洗濯乾燥機の特徴を知りたいという方は、まずそのタイプから傾向を知ると良いでしょう。
縦型とドラム型
家庭用の洗濯乾燥機には、縦型のものと、ドラム型のものがあります。縦型は、従来の広く知られている洗濯機の形で、洗濯槽が設置面に対し垂直になっています。ドラム型のものは、コインランドリーにあるようなタイプのもので、洗濯槽の向きが設置面に対し斜めになっているのが特徴です。
ヒーター乾燥とヒートポンプ乾燥
洗濯乾燥機の乾燥方法には、ヒーター乾燥と、ヒートポンプ乾燥という2種類があります。
ヒーター乾燥は従来の方法で高い温度で乾燥させます。対して、ヒートポンプ方式は低温の温風で空気中の熱を利用する方法で乾燥させます。ヒーター乾燥に比べると、ヒートポンプ方式の方が省エネで電気代も軽減できると言われています。
ドラム式でヒートポンプ乾燥が乾きやすい
縦型とドラム型の違いによっても、乾きやすさは変わるとされています。ドラム式乾燥機の構造上、衣類は上下に移動し、上にいった衣類は下に落ち、その時に温風があたるため、縦型よりも効率的に乾かせるのが特徴です。
つまり、洗濯乾燥機を選ぶ際は、ドラム式でヒートポンプ乾燥のものが節約に向き乾きやすいといえます。ただ、ドラム式の場合、縦型のものよりも高額で販売されている傾向にあり、縦型を選ぶ方も多いです。
洗濯乾燥機を効率的に使う5つのコツ
洗濯乾燥機は家事の手間を省くとても便利なものですが、その一方で期待している効果を十分に感じられないという人もいます。もっと効率的な使い方があれば、日々の暮らしがより楽になるかもしれません。ここからは、洗濯乾燥機の効率的な使い方をみてみましょう。
コツ1:詰め込み過ぎたり、少なすぎたりしない
洗濯乾燥機には、洗濯容量と乾燥容量が設定されています。どの程度の量まで洗えるのか、または乾燥させることができるのか示した数値ですが、洗濯と乾燥ではこの容量が違うケースが多いです。一般的に、乾燥容量よりも洗濯容量の方が多いため、洗濯から乾燥まで行う場合は乾燥容量を上回らないようにしましょう。
乾燥容量を超えた場合、生乾きの原因になります。しかし、乾燥したいものが少なすぎると、衣類の摩擦が発生しやすく、傷みの原因につながります。
コツ2:乾いたバスタオルで時短
乾燥にかける時間を少なくしたいときは、乾いたバスタオルを1枚入れるのがおすすめです。このバスタオルは、濡れた衣類から蒸発する水分を吸収し、乾燥効率を高めてくれる効果があります。
コツ3:ジーンズなどは外して外干し
厚手の衣類など、乾きにくいものが混ざっていると、他の薄手の衣類まで乾きにくくなってしまう原因に。確実に乾燥させたいのであれば、乾きにくいジーンズ等は取り出し、外干しで別途乾かすようにすると良いです。
外干ししたものは乾燥に時間がかかるのは否めませんが、必要以上に乾燥機の使用をしたくない場合や、外干しの衣類を少なくしたい場合にはおすすめです。
コツ4:フィルター掃除は都度行う
家電製品は、日々のメンテナンスによって使用電力が変化したり、効果の出方が変わってきたりします。洗濯乾燥機の場合も同じです。洗濯乾燥機のフィルターは、目詰まりによって効率が悪くなり、電力の消費にもつながります。一般的に、洗濯乾燥機は乾燥機を使う度にフィルター掃除を行うことを推奨していることから、使用前の掃除を習慣化しておくと良いでしょう。
コツ5:シワが気になる場合は干してから乾燥機
衣類がシワシワになりやすいのも、洗濯乾燥機の難点です。シワを最小限にする方法としては、洗濯後に一度干して衣類の表面を乾燥させ、その後乾燥機に入れるのが良いと言われています。目安としては1時間程度の外干しです。
この方法は、洗濯にかかる手間が増えることにもつながるため、あまり意味がないのでは?と思われるかもしれませんが、そのまま乾燥機で乾燥させるよりも仕上がりが良くなることや、乾くまでの時間を短縮させることができる点ではメリットも大きいです。
この記事のここがミソ!
・洗濯乾燥機を上手に使えば家事がグンと楽になる
・乾燥容量の厳守と乾いたバスタオル1枚が効率アップへ
・シワになって困るものや乾きにくいものは外干しへと割り切る
洗濯乾燥機は、上手に使えば家事の手間を減らすことができます。ワイシャツ等、シワになっては困る衣類は別として、靴下や下着、インナー、ハンカチ、タオルなど、シワになってもあまり困らないものだけでも短時間で乾燥できれば、干す作業にかかる時間が減るのは明らかです。
また、夜に洗濯する人にとっては、眠りにつくまでに洗濯を完了させることも可能。忙しい生活を送る人にも、メリットは大きいのではないでしょうか。
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