シーツの部屋干し方法:広い場所編
室内にシーツを広げられるスペースがある場合、干し方を工夫して乾くまでの時間を短縮させましょう。物干し竿の本数に応じて、以下のような干し方を使い分けてみてくださいね。
①三角に干す
物干し竿が1本しかない場合は、シーツを「三角干し」にするのがおすすめです。方法は、対角線に合わせて折って三角形するだけ。こうすれば水が一点に集まり、平行の状態より乾きやすくなるのです。
しばらく経ったあと、シーツをひっくり返して90度回転させるのもポイント。一度乾いた部分にあえてもう一度水分を浸透させることで、全体が乾くまでの時間をカットできます。素早く乾燥させることで、イヤな生乾き臭を抑えることもできますよ。
②A字に干す
先ほどの三角干しをすると横幅が広がるため、通常よりスペースをとってしまいます。左右に広げて干せない場合は、「A字干し」を試してみましょう。その方法は、間隔を空けた状態でハンガーを吊るしておき、そのうえからシーツをかぶせるだけ。中央に空洞を作ることで、風の通り道を生み出せます。
③M字のように干す
物干し竿が2本あるなら、2本をまたいで干す「M字干し」ができます。A字干しと同じような状態になり、通気性がよくなりますよ。また、洗濯物は上部から順番に乾いていきます。そのため、左右のスペースに余裕があるなら、シーツを横長にした状態で干すのがおすすめです。
シーツの部屋干し方法:狭い場所編
シーツを広げて干すスペースがなくても、干し方を工夫すれば問題ありません。通常のピンチハンガーにジグザク状に吊るせば、狭い場所でも風の通り道がある状態で干すことができます。干す場所を選べるメリットを活かし、できるだけ風通しのいいところで干してくださいね。
シーツのサイズや家族構成によっては、「複数枚のシーツを一気に干したい」「ピンチハンガーだけではシーツ全体を吊るせない」といった悩みもでてくるはず。そんなときは、シーツの部屋干しにぴったりなアイテムを使ってみましょう。
①伸縮タイプのハンガー
シーツが干せるサイズのハンガーを室内に置く場合、普段の収納場所に悩みますよね。左右にまっすぐ伸びる伸縮タイプのハンガーなら、使う時だけサッと広げてシーツを干すことができます。普段は小さくしておき、タオルや大きめの衣類を干すのもいいですね。
②ジャバラタイプのハンガー
シーツに特化したジャバラタイプのハンガーも、普段は折りたたんで収納することができます。干すだけで、自然と風邪通りがよく乾きやすい状態になるところもポイントですよ。
③取付けタイプの物干しワイヤー
「そもそも、室内にハンガーを干す場所がない…」とお困りの方は、物干しワイヤーを取り付けてみては。壁に取り付けるタイプのものなら、ワイヤーを好きな場所に設置できます。使わないときはワイヤーを内部に収納できるので、インテリアの邪魔にもなりません。
なお、ワイヤーの長さや最大荷重は商品によって異なります。事前に、シーツの重さや部屋のレイアウトを考慮しておきましょう。
さらに早く乾燥させるコツ
乾燥するまでの時間は、干し方だけでなく室内環境や生地の素材にも左右されます。もっと早く乾かしたい方は、こうした点も見直してみましょう。
①扇風機を使う
シーツの下に扇風機を設置し、下から風を送りましょう。「弱」モードでも十分な効果が得られます。サーキュレーターで代用することもできますよ。
②ドライ機能を使う
エアコンのドライ機能を使って、湿気を取ってもらう手もあります。さらに、部屋干ししたときのジメジメ感がなくなるというメリットも。寒い時期は、室温が変わらない「再熱除湿方式」での運転がいいでしょう。
③浴室暖房乾燥機を利用する
自宅に浴室暖房乾燥機があるなら、浴室で乾燥させてもいいでしょう。温風で衣類を乾かす「乾燥モード」なら、より早く乾かすことができます。
④速乾タイプのシーツにする
速乾タイプのシーツにすれば、乾くまでの時間がさらに短くなります。速乾性は汗に対しても効果が発揮されるので、汗ばむ季節を快適に過ごせますよ。
この記事のここがミソ!
・広い場所ならA字・M字・三角干しを!
・狭い場所ならピンチハンガーでジグザクに干すという手も
・シーツ専用アイテムを活用すれば利便性アップ
毎日使用するシーツは、常に清潔な状態にしておきたいもの。部屋干しですぐに乾燥できるなら、天候や時間帯を気にせずに干すことができます。乾きやすい干し方と環境を意識して、いつも綺麗なシーツで快適な睡眠時間を過ごしましょう!
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