キッチンのタイル壁が汚れる原因は?
キッチンの壁が汚れてくると、べたべたしたり黄ばんで見えたり見栄えも良くありません。このキッチンタイル壁汚れの原因はなんでしょう?
キッチンのタイル壁汚れは主に「油」が原因!
キッチンのタイル壁がベタベタし、黄ばんでくる原因は「油」です。油料理はそんなにしない…という方でも実は壁に細かい油が飛び跳ねてしまっているのです。そして飛び散った油の粒子が、空気中のホコリとくっついてしまうことで、さらに強力な油汚れになるので、注意しましょう。
ホコリにくっついてしまった油は壁のみならず床などにも広がっていくので、オープンキッチンであれば、ダイニングやリビングにまで広がってしまう可能性も。油汚れは放置すればするほど、水拭きだけでは落ちなくなってくるので、こまめにふき取っておくことをおすすめします。
キッチンのタイル壁には「カビ」が生えてくる場合も
シンク付近にあるキッチンのタイル壁には、「カビ」が生えていることがあります。このカビをそのまま放置しておけば、カビが根をはってしまい、より頑固な汚れとなってしまうため、なるべく早めに対処しておきましょう。
またカビとなれば、タイル壁の見栄えが悪くなるだけではなく、健康被害にも繋がってくるので、より気を付けておく必要があります。
キッチンのタイル壁についた汚れをピカピカにする方法
キッチンのタイル壁に付着してしまった油汚れは、まだ固まっていないうちは、簡単に落とせますので、これからお伝えしていく掃除方法を参考にしてみてくださいね!
油汚れの場合は「セスキ炭酸ソーダ」
「セスキ炭酸ソーダ」と言えば、さまざまな場所の掃除に向いているエコ洗剤と思われがちですが、すべての汚れに効果を発揮するわけではありません。セスキ炭酸ソーダは、「キッチンの油汚れ」に使うことで抜群に効果を発揮してくれ、落としやすくなります。
ではまず、「セスキ炭酸ソーダ」で掃除するにあたり、下記のものを準備してください。
・セスキ炭酸ソーダ 小さじ1
・水 500ml
・スプレーボトル
・クロス(付近)
▶︎「セスキ炭酸ソーダ」での掃除手順
1.セスキ炭酸ソーダと水をスプレーボトルに入れ、振り混ぜましょう。
2.汚れが付いている部分にセスキ炭酸ソーダ水を吹きかけ、1分ほど放置する。
3.セスキ炭酸ソーダ水が汚れに浸透したら、クロスなどで汚れを拭き取る。
4.汚れが落ちてきたら、乾いたクロスで乾拭きする。
キッチンの油汚れと言えば、換気扇やグリル、コンロまわりといった調理時に発生する食材の飛び散りが原因で油汚れがつきやすい場所になります。そこで汚れた場所にセスキ炭酸ソーダをまんべんなくスプレーしていき、数分放置したあと、クロスなどで汚れを拭きとれば、強力な油汚れでも簡単に落とせるはずです。
汚れが特にひどい場所には、セスキ炭酸ソーダを濃くし、放置する時間を長めにすると汚れが落ちやすくなります。
しつこい頑固な汚れには「重曹ペースト」
重曹に液体石鹸(少量の水もOK)を混ぜ、ペースト状にしたものを「重曹ペースト」と言います。重曹はアルカリ性になるので、油汚れを中和してくれ落としやすくしてくれます。
重曹を油汚れにこすりつければ、研磨剤の役目を果たし汚れを削り取ってくれるので、時間が経ち固まってしまった、頑固な油汚れでも落としやすくなるのです。汚れの隙間に粒子が入り、キッチンのタイル壁についたしつこい油汚れを落とす際に、重曹ペーストは非常に便利なアイテムになります。
では「重曹ペースト」を使った掃除方法では、下記の道具を準備してください。
・重曹
・水
・ラップ
・歯ブラシ
・クロス
▶︎「重曹ペースト」での掃除手順
1.重曹2と水1の割合で混ぜ合わせ、重曹ペーストを作る。
2.重曹ペーストを汚れた上に塗り、その上からラップを貼って5~30分ほど放置する。
3.ラップを外して歯ブラシなどでこすり落とす。
4.重曹ペーストをクロスなどで水拭きし、最後に乾拭きして完了。
重曹ペーストを作ったら、汚れを分解するため汚れが気になるタイル壁に、重曹ペーストを塗っていきましょう。10分ほど放置しておくと、汚れが浮いてきて落としやすくなってきます。この際に重曹ペーストが床に垂れやすくなっているので、ラップを上から貼っておくようにしましょう。
その後は、歯ブラシなどで重曹ペーストをこすり落としましょう。重曹の研磨作用効果によって、汚れをかき出せます。汚れが完全に落ちたらクロスなどで水拭きし、重曹ペーストを拭き取ってください。
油汚れや焦げつき汚れには「アルカリ電解水」
水を電気分解し作られたアルカリ性の水を、「アルカリ電解水」と言います。油汚れなどは酸性の性質を持っているため、反対の性質であるアルカリ電解水を使用することで、汚れが中和され汚れを落としやすくなります。
アルカリ電解水であれば、重曹のように拭き筋なども残らないので、二度拭きする必要がない点もうれしいポイントです。 では、「アルカリ電解水」を使っての掃除方法をご紹介します。
下記のものを準備しましょう。
・アルカリ電解水
・マイクロファイバークロス
・乾いたクロス
▶︎「アルカリ電解水」での掃除手順
1.汚れている壁にアルカリ電解水を吹きかけ、2分ほど放置する。
2.汚れが浮き出てきたら、マイクロファイバークロスなどで汚れをふき取る。
3.最後に乾いたクロスで壁を乾拭きする。
重曹ペーストによりしつこい油汚れを落とせたら、仕上げでアルカリ電解水を使い、タイル壁全体を拭き上げていきましょう。アルカリ電解水を、タイル壁全体にスプレーし、マイクロファイバークロスなどでさっと拭き取ってください。
アルカリ電解水は、重曹ペーストよりも汚れを落とす効果が高いので、掃除の総仕上げとして使用することで、タイル壁に残ったしつこい汚れもスッキリと落とすことができます。
キッチン・タイル壁の汚れにおすすめの予防法
タイル壁用の「キッチン汚れ防止シート」を貼ることで、汚れ防止になります。シートを貼り汚れれば、また新しいシートに貼り替えれば、壁はいつでもピカピカの状態に保てるので掃除がとてもラクです。
100円均一でも購入可能!「キッチン汚れ防止シート」
「キッチン汚れ防止シート」は、100円均一でも購入できます。このキッチン汚れ防止シートを、タイル壁の油ハネと水ハネしやすい場所を中心とし、コンロ周りからシートを貼っていきましょう。このシートは、何度も貼り直しできるので、初心者でも簡単に貼れます。
キッチン汚れ防止シートは、必ず”キッチン用”と書いてあるものを選んでください。キッチン用は熱に強く、燃えにくい素材でできているからです。またキッチン用のシートは、表面がツルツルしているのでお手入れも非常に楽です。
※こちらはタイル・ステンレスの壁を推奨しており、土壁や化粧合板、壁紙、ガラスの壁には使用できません。
キッチン汚れ防止シートのお手入れ方法は?
キッチン汚れ防止シートはツルツルしているので汚れが落ちやすいため、マイクロファイバークロスだけでも、汚れをサッと落とすことができます。汚れがなかなか落ちない場合は、中性洗剤の食器用洗剤を使って、やさしくこすり落としていくといいでしょう。
この記事のここがミソ!
・キッチンのタイル壁汚れは「油」によるもの
・キッチンのタイル壁は特に、「カビ」が発生しやすい
・タイル壁の汚れ防止には100均一のシートを活用する
今回はキッチンのタイル壁に付く、べたべたする油汚れを落とす方法と、予防法をご紹介してきました。キッチンの壁というものは、調理中の油が飛び散るほか、ホコリやカビが原因で、だんだん黄ばみや黒ずみなどが発生してきます。
これらの汚れは、放置する時間が長くなるにつれ落ちにくくなってしまうので、できるだけ毎日、軽く拭き掃除をしておくと良いでしょう。それでも汚れが落ちにくい場合には、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてくださいね!
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