浴室乾燥機の電気代はどのくらい?
外干しや部屋干しと比べ、浴室乾燥機はどうしても電気代がかかってしまいます。では、その金額はどのくらいなのでしょうか。浴室乾燥機以外にかかる電気代も、あわせてチェックしてみましょう!
「乾燥機能」の電気代
「乾燥機能」を3時間使用すると、一般的に約100円~140円の電気代が発生します。1か月間(30日)毎日使用した場合だと、月に3000~4200円もかかることに。こうみると、乾燥機能にかかる電気代はあなどれません。
「換気機能」の電気代
「換気機能」を3時間使用すると、一般的に約2円の電気代が発生します。乾燥機能に比べると、換気機能はそこまで電力を消費しません。
洗濯乾燥機の電気代
洗濯乾燥機で乾かした場合、1回につき約20円の電気代がかかります。また、ヒーター式は60円ほど。どちらにしても、浴室乾燥機の乾燥機能の2~6割ほどの電気代で済みます。これらを比べると、浴室乾燥機の「乾燥機能」は電気代がかかりやすいことが分かりますね。
【電気代編】浴室乾燥機を使うときのコツ
浴室乾燥機にかかる電気代を抑えるには、洗濯物をできるだけ早く乾かし、運転時間を短縮させることが大切です。以下のコツをおさえて、乾きやすい環境を整えましょう。
浴室の湿度を下げておく
洗濯物を干す前に、浴室の湿度を下げておきましょう。壁・床・天井の水滴をふき取る、換気しておく、ドアを少し開けておくなどの工夫をするだけで、湿気を取り除くことができます。ただし、浴室乾燥機を使う際は、窓やドアをしっかりと閉めておきましょう。
浴槽にお湯が残っている場合は、蓋をしておくのも忘れずに。水滴をふき取るのが面倒なら、スクイージーを活用する手もありますよ。
干し方を工夫する
厚手で乾きにくい衣類は浴室乾燥機の近くに吊るし、乾くまでの時間を短縮させましょう。反対に薄手のものは、温風が届きにくいゾーンへ。そうすれば、同じ時間で均等に乾かすことができます。また、ピンチハンガーを使う場合は、横から見てV字になるように干しましょう。ジーンズを筒状に干し、風通しを良くするのもいいですね。
節電モードに切り替える
最近では、「省エネモード」「節電モード」などの機能が付いている浴室乾燥機が登場しています。なかには、送風と換気だけを行う「風乾燥モード」が付いている製品も。乾燥するまでの時間はかかってしまいますが、電気代がかなり抑えられます。長時間の外出時や寝ている間など、乾燥時間が十分確保できるタイミングで活用してみましょう。
扇風機を活用する
空気の流れを生み出せば、洗濯物がより乾きやすくなります。とはいえ、浴室内は空気の流れが発生しにくく、湿気がとどまりやすい環境。そこで、扇風機で風を送るという方法もおすすめです。風量は「弱」でいいので、首振りモードをONにした状態で運転しましょう。
【臭い対策編】浴室乾燥機を使うときのコツ
浴室乾燥機を使ったあと、衣類から嫌な臭いがすることはありませんか?それは、浴室内の臭い移りが原因かもしれません。以下の手段で、しっかりと臭い対策をしておきましょう。
フィルターを掃除する
浴室乾燥機のフィルターが汚れていると、乾燥や換気の機能が低下してしまいます。さらに、ホコリに付いた悪臭が洗濯物にうつったり、運転音が大きくなったりすることも。フィルターはこまめに掃除し、ホコリや汚れを落としておきましょう。掃除の際は、浴室乾燥機の運転を必ずオフにしてくださいね。
カビ対策をする
浴室内にカビが発生していると、その臭いが衣類に付着してしまいます。さらには、浴室内の素材が劣化する恐れも。入浴後は乾燥機能を数時間運転させておく、市販の防カビ用の燻煙剤を使用するなど、日ごろからカビ対策をしておきましょう。どうしてもカビが取れない場合は、ハウスクリーニングを依頼するという手もあります。
臭い対策ができる洗剤を使用する
浴室乾燥機を使用していても、乾燥状態によっては生乾きによる悪臭が発生します。そんなときは、生乾き臭を生み出す菌の繁殖を防ぐことが大切です。除菌・抗菌効果のある洗剤や柔軟剤を使ってみましょう。
まとめ
・「電気代の節約=乾燥時間の短縮」。乾きやすい干し方を意識
・節電モードや扇風機を活用し、乾燥機能の運転時間を短縮させよう
・フィルター掃除やカビ対策で臭い移りを予防しよう
意外と電力を消費する浴室乾燥機だからこそ、使い方を工夫して賢く使用することが大切です。乾燥機能だけで完全に乾かそうとするのではなく、より乾きやすい環境づくりや、他のモードや扇風機の併用も視野に入れましょう。
また、綺麗なフィルターやカビのない浴槽で干せば、気持ちよく衣類を着用できるはず。浴室乾燥機を使う前に、もう一度浴槽の状態を見直してみてくださいね。
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