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2020.12.21

洗濯機のカビ防止のための「7つの習慣」 こまめな掃除が大切!

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ミソシル編集部

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洗濯機から漂う悪臭や、洗濯物に付いているワカメのような黒い物体…。実はこれ、洗濯機のなかで増殖した「カビ」によるものなのです!しかも、その発生場所は洗濯槽の裏側。一度発生すると非常に厄介なので、日々のなかでこまめにカビ予防をすることが大切。カビ防止のための習慣や対策をご紹介します。

洗濯機のカビ防止術①|カビが発生する原因を知る!

洗濯機から溢れる衣服

カビが発生しやすい環境は、高温多湿でエサとなる雑菌が多い場所です。洗濯機はまさにカビが好む条件が揃っています。

・カビが好む湿気がある
洗濯機は、風通しが悪く水分が多くなりがちです。とくに梅雨の時期は、湿気がさらに高くなります。

・カビが好む温度がある
カビは人と同じ20〜30度の温度を好みます。特に気温が上がる夏はカビが繁殖しやすいシーズンです。

・カビのエサがある
洗濯機のなかは、衣服から落とした汚れと残った洗剤カスがたくさんあります。これらがカビのエサになるのです。

洗濯機のカビ防止術②|カビを防ぐ「7つの習慣」

洗剤をスプーンですくって洗濯機に入れるところ

カビの発生を防ぐためには、洗濯機のなかをカビが好む環境にしないようする必要があります。そのために日頃からできる「7つの習慣」を身につけましょう!

習慣1:洗剤を使い過ぎない
溶けきらずに洗濯槽に残った洗剤は、カビのエサになります。しっかりと水に洗剤を溶かすために以下の方法が大切です。

・容器に記載された目安量を守る。

・お湯に混ぜた状態で投入するのもおすすめ。

・粉末タイプは冷たい水に溶けにくいため、冬は液体タイプに切り替える。

これらは、柔軟剤においても同様です。なお、環境に優しい自然派洗剤には、除菌成分がほとんど含まれていないため、カビが発生しやすくなります。念入りにカビ予防を行いましょう。

 

習慣2:「すすぎ1回」は控える
最近は「すすぎ1回でOK」と表示された洗剤が多く見ます。時間短縮や節水といったメリットがある反面、実は洗剤の一部が洗濯槽の裏に残ってしまう可能性も。できるだけ通常モードで洗濯するようにしましょう。

また、「溜めすすぎ」より「注水すすぎ」のほうが、洗剤や汚れの残りが少なくなります。そのぶん水道代はかさむので、状況をみながら切り替えましょう。

 

習慣3:洗濯機内の風通しをよくする
洗濯するものは直前まで洗濯機には入れないよう、バスケットなどに入れておきましょう。たとえ乾いた状態に見える衣類も、よく見ると汗を吸収しています。また、土由来の成分はカビが好むタンパク質の発生源に。使った後の衣類を、そのまま洗濯機に溜め込んでおくのはカビが好む環境を生んでしまいます。

洗濯が終わったらすぐに干し、湿った状態を防ぐことも意識をしておきましょう。洗濯機を起動させていないときは、蓋を開けておくのもポイントです。ただし、ドラム式洗濯機はお子さんが中に入ってしまう危険性も。小さなお子さんがいる家庭は、外出中だけ蓋を開けるなどの工夫をしておくと安心です。

 

習慣4:お風呂の残り湯は使わない
節水のため、お風呂の残り湯を再利用している方も多いはず。しかし、残り湯には油脂などが含まれているため、衛生面はあまりよくありません。とくに入浴剤は、洗濯機メーカーが残り湯利用を控えるよう促しているケースも多くあります。どうしても残り湯を利用する場合、すすぎでは水道水を使いましょう。

 

習慣5:洗濯機の細部を掃除する
洗濯機のなかのゴミには、目には見えないほどの小さなカビの胞子が含まれています。フィルターに溜まったゴミはこまめに取り除き、洗濯槽に付いた汚れも雑巾などでふき取りましょう。

 

習慣6:乾燥機能を活用する
洗濯機に乾燥機能があるなら、それを活用して湿度を抑えましょう。乾燥と高温で、カビをダブル攻撃することができますよ!気になる電気代はだいたい5円くらいなので、許容範囲といえるでしょう。ペースは、週に1度くらいが理想です。乾燥機能がない場合、「風機能」も効果的です。

 

習慣7:月に1度の槽洗浄
月に1度は槽洗浄を行い、洗濯槽のカビや臭いを防ぎましょう。カビや臭い対策には、衣類用の塩素系漂白剤がおすすめです。

塩素系漂白剤の目安は、水量50 Lに対して200 mLほど。投入して約11~12時間放置してから、すすぎと脱水を行いましょう。一連の動作を自動でしてくれる「槽洗浄コース」がある場合は、漂白剤を入れるだけでOKです。

 

洗濯機のカビ防止術②|もしカビが発生してしまったら…

洗濯機をのぞく女性

カビの色は発生時から時間とともに変化していくのが一般的です。最初は黄色だったカビは、やがて茶褐色、そして黒色へと変わっていきます。

どんなにカビ予防に努めていても、時間がたつにつれ黒カビが発生してしまう場合もあります。その場合、先ほどの衣類用塩素系漂白剤や槽乾燥だけでカビを取り除くことはできません。専用の洗濯槽クリーナーで、カビをしっかり分解しましょう。2〜3ヶ月に1度のペースで定期的に行うのがおすすめです。

洗濯槽クリーナーは酵素系と塩素系の2種類に分けられます。酵素系は汚れを落とし、塩素系は汚れを分解して殺菌する働きをします。ドラム式の場合は、ドラム式に対応している洗剤を使用してください。

まとめ

洗濯かごをもつ女性

毎日のちょっとした工夫で、カビのない清潔な洗濯機をキープすることができます。まずは普段の洗剤の量や、洗濯機のケアを見直し、ぜひ「7つの習慣」を身につけてみてください。毎日コツコツと行えば、大掛かりな掃除の手間も省けます。

一度発生すると、たちまち悪臭を放つ厄介なカビ。気持ちよく洗濯機を使用するために、今回ご紹介したポイントを意識してみてくださいね。

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