正しい傘の捨て方!基本は3種類のどれか
傘の捨て方は自治体ごとに違っており、基本的には次の3つの中のどれかに当てはまります。
・燃えないゴミ
・粗大ゴミ
・分解して仕分けて捨てる
では、それぞれの捨て方を確認してみましょう。
傘の捨て方①燃えないゴミの場合
傘を燃えないゴミ・不燃ゴミとして出すことができる地域もあります。この場合は1番簡単で、地域が指定するゴミ袋に入れるなどして出すだけです。通常のゴミ出しと変わらないので手間なく傘を捨てることができますね。
よくある質問が、長さのある傘だとゴミ袋に入らないがOKなのかという点です。傘が不燃ゴミに分類されていれば、袋から傘の一部が飛び出している場合でもOKな自治体が多いです。しかし、中には傘全体がゴミ袋に入らなければ出せない自治体もあります。袋に入らない場合は粗大ゴミで出すという自治体もあるので注意しましょう。
また、折りたたみ傘のような30cm以下の傘は燃えないゴミ、60cmを超えている長い傘は粗大ごみなど、傘の大きさによって捨て方が異なる自治体もあります。自治体に沿った形で不燃ごみとして処分しましょう。
傘の捨て方②粗大ゴミの場合
傘を粗大ゴミとして捨てることと決めている自治体もあります。粗大ごみの場合は処分しやすいように、ヒモなどで傘をまとめてから処分するようにしましょう。粗大ゴミは一般のゴミと違い、ただゴミ置き場に置いておけば収集してくれるわけではありません。一般的な粗大ごみの捨て方は次の3つです。
①事前に申請してゴミ捨て場に出す
事前に粗大ごみの受付センターなどに申請し、お金を払ってシールなどを受け取ります。そして、収集日当日にゴミ捨て場に出すという方法です。
②事前に申請して自宅に収集にきてもらう
大量に傘があってゴミ捨て場まで運べない場合は、自宅まで戸別収集にきてくれる自治体もあります。自宅の場合でも①と同様に事前に申請してお金を払い、シールを受け取る必要があります。
③ゴミ処理場に持ち込む
傘のような小さめな粗大ゴミなら持ち運べるという方は、直接ゴミ処理場に持ち込むこともできます。持ち込みの場合はある一定量まで無料という自治体も中にはあります。
予約なしで直接持ち込める市区町村もあれば、持ち込みのでも事前申し込みが必要な場合もあります。また、持ち込んだ時にその市区町村の居住を確認するために、身分証明書の提示を求められることもあります。市区町村で決まりが異なりますので、決まりに沿って捨ててください。
傘の捨て方③分解して仕分けて捨てる場合
傘はパーツごとに様々な素材が使われていますので、分解してそれぞれのパーツに合った捨て方で捨てることと決められている自治体もあります。少し手間ですが、自治体の決まりであればしっかり従って処分しましょう。
複雑に見える傘のパーツですが、傘の骨組み、傘布、持ち手、石づき、露先の5パーツに分解できる傘がほとんどです。一般的な分解方法を説明します。軍手などをして、安全性に配慮しながら広い場所で行いましょう。
①先端の石づきを外す
傘を閉じたまま先端の石づきを外しましょう。回転させると緩んで外れるタイプが多いです。接着剤が使われている場合などは外れないこともありますので、無理せず次の工程に進みましょう。専用のカッターなどがあれば切り落としてしまっても大丈夫です。
②露先を外す
傘布と骨組みをつなぐ露先を外します。プラスチック製で簡単に外れる物のあれば、骨組みと同じ素材で中々外れにくい物もあります。外れれば分解し、外れなければ布を切って骨組みと布を分解してもいいでしょう。
③傘布を剥がす
傘を開いて傘布を骨組みから剥がしましょう。カッターやハサミを使いながらだと分解しやすいです。露先が取れている場合は骨組みの先端がかなり鋭利なので、ケガに注意しましょう。
④持ち手を外す
最後に骨組みから持ち手を外しましょう。簡単に外れる物もあれば、ペンチなどを使わないと取れない物もあります。分解すると金物・プラスチック・布などに仕分けができます。
金物は燃えないゴミ、プラスチックや布は燃えるゴミなどに分類して処分しましょう。プラスチックや布はプラスチックゴミとして細かく分類が必要な自治体もありますので、忘れずにチェックしてください。
自分の市区町村の傘の捨て方を調べてみよう!
自分の自治体の傘の捨て方は、どのようにして知ることができるのでしょうか。まずは、市区町村のHPをチェックしましょう。「○○市 傘 捨て方」と検索をかければ、大体の市区町村は傘の捨て方がヒットします。
より正確な捨て方を知りたいときは、市区町村に電話で問い合わせてみましょう。市区町村のHPでゴミ関係のことが載っているページの下部に、担当の課が書いてあることが多いのでそちらに問い合わせるといいでしょう。載っていない場合は総合案内にかけて、傘の捨て方を知りたいと伝えれば担当部署に繋いでくれます。
この記事のここがミソ!
・自治体の決まりに沿った処分方法で捨てよう。
・燃えないゴミならゴミ袋に入らなくてもOKなのかチェック!
・粗大ゴミは収集方法を選んで申請をする。
・分解する場合は安全性に配慮して行い、ゴミの種類別に仕分けよう。
傘の捨て方は1度覚えてしまえば、苦な作業ではありません。自治体の傘の捨て方が面倒な場合は、壊れにくい傘を探してみてもいいですね!いらない傘を処分して最低限の傘だけを残し、すっきりと広々した玄関を保てるようにしましょう。
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