キッチンの排水口はなぜぬめる?
キッチンの排水口はなぜぬめってしまうのでしょうか。“ぬめり”の原因の元となるのは次の3つです。
・水分
・食材のカス
・油
これらを栄養分として細菌やカビ、バクテリアなどが発生し、増殖しながら粘着物質を出します。粘着物質が“ぬめり”の原因です。適切な対策や掃除をして“ぬめり”ができにくい排水口の環境を作っていきましょう。
身近なものでキッチンの排水口を掃除しよう!
家にある身近なものを使ってキッチンの排水口の掃除してみましょう。
準備するもの
・スポンジや歯ブラシ
・重曹
・クエン酸(なければお酢)
・スーパーの袋
キッチンの排水口の掃除方法
ではキッチンの排水口の掃除の手順を確認していきましょう。この後に紹介する汚れ防止対策がきちんとできれば、キッチンの排水口掃除は毎日行う必要はありません。1~2週間に1度の頻度でもキレイを保つことができます。
①スポンジや歯ブラシでヌメリや汚れを落とす
既に排水口の“ぬめり”や汚れがひどい場合は、スポンジや歯ブラシを使ってきれいにしましょう。“ぬめり”を触るのに抵抗がある方は、ゴム手袋をつけた方が衛生的です。
スポンジの方が汚れは落ちやすいですが、網目状の生ごみトレーに汚れが詰まってしまいます。細かい網目の物は歯ブラシで汚れをかき出しましょう。
②重曹+クエン酸でつけ置きする
汚れが落とせたら生ごみトレーを再度セットします。そして、重曹を振りかけたあとにクエン酸やお酢をかけます。クエン酸は重曹の半量を目安にしてください。
重曹とクエン酸を組み合わせると、反応して炭酸ガスが発生します。そして炭酸水のようなシュワシュワとした泡が“ぬめり”の元に絡みつきます。そのまま、30分~1時間ほどつけ置きしましょう。
③シンクにお湯を溜めて一気に流す
重曹とクエン酸のつけ置きができたら、排水口のフタにスーパーの袋をかぶせ、排水口にお湯が流れないように密閉させます。そして、シンクにお湯を溜めましょう。
お湯の温度が高い方が“ぬめり”は取れやすいですが、塩ビ管でできた排水管が傷んでしまうので、40~50℃のお湯が好ましいです。その際にお湯に少し重曹を混ぜるとシンク内の掃除にもつながります。
重曹とクエン酸のつけ置きが終わったら、ビニール袋を引き抜いて排水管の蓋を開け、お湯を一気に流します。シンク内にお湯を溜めなくても効果はありますが、一気に流した方が水圧が強くなるので排水口の汚れが流れやすくなっておすすめです。
身近なものを使ったキッチンの排水口の“ぬめり”対策
日頃から対策することで、排水口の“ぬめり”を抑えることができます。毎日のお手入れに組み込んできれいな排水口を保ちましょう。
生ごみは溜め込まずに毎日回収
生ごみは生ごみトレーに溜め込まないでください。なぜなら生ごみを溜め込んでしまうと水分や油分が絡みつき、“ぬめり”の元になってしまうからです。
毎日夕飯後に生ごみを回収するか、調理中に出る生ごみは別の袋に入れるなどの工夫をしましょう。
生ごみトレーにアルミホイルを入れる
生ごみトレーにアルミホイルを2~3個丸めて入れておきましょう。使用後のアルミホイルで構いません。アルミホイルは金属イオンを発生させるので、水を流すと生ごみトレーから金属イオンが排水口へ流れます。金属イオンは雑菌の繁殖を抑制する効果があるので、“ぬめり”の発生を防ぐことができます。
月1~2回はアルミホイルを交換して、そのついでに排水口の掃除をするといいでしょう。
キャップ1杯の塩素系漂白剤を流し入れて寝る
夕飯後にキッチンを片付けてシンク内がきれいになったら、最後にキャップ1杯の塩素系漂白剤を流し入れてから寝る習慣をつけましょう。生ごみトレーや排水口のフタも装着したままで大丈夫です。
キャップ1杯分では排水口全体に漂白剤が行き渡らなさそうなら、水で少し薄めて容量を増やしてもいいです。そして、翌朝の朝食準備の時にお湯を流すと排水口がきれいになります。汚れがひどいときは毎日、排水口がきれいになってきたら3日に1回くらいの頻度で行っても効果が実感できるでしょう。
この記事のここがミソ!
・キッチンの排水口掃除は「重曹+クエン酸」でつけ置き!
・生ごみは排水口に溜め込まないのが、汚れ予防に。
・寝る前に塩素系漂白剤を排水口に流し入れるとキレイを保ちやすい。
排水口掃除は汚いからと苦手意識を持っている方も多いですが、適切な頻度で掃除をすることと毎日の対策できれいを保つことができます。
キッチンは料理をする場なので、常に清潔感ある空間にしたいですよね。排水口は雑菌が溜まりやすい場所なので特に衛生面に注意していきましょう。
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