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2021.04.25

洗濯パンの掃除方法は難しい?洗濯機の移動はどうする?

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ミソシル編集部

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洗濯機の下に設置する洗濯パン。何のために設置しているのかをよく知らないし、名前を初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか。今回は、汚れが溜まりやすく、掃除もしにくい洗濯パンを設置する理由や、洗濯パンの掃除方法、楽にするためのコツについて解説します。

洗濯パンって何?

洗濯パンとは、洗濯機の故障やトラブルなどで水漏れが発生した際に、床が濡れるのを防止してくれるアイテムです。また洗濯パンを排水口と直接繋ぐことで、万が一水漏れが起きても部屋の中まで浸水するのを防いでくれます。洗濯パン以外に防水パンとも呼ばれ、賃貸アパートやマンションなどでは最初から設置されていることも多いです。

洗濯パンはどうして汚れるの?

洗濯パンは洗濯機の下に設置するものですが、基本的にその隙間はとても狭く設計されています。洗濯機との間に隙間がないせいで、こまめに掃除するのが億劫になってしまうスペースともいえるのです。そのため、洗濯パンはどうしてもほこりなどの汚れが溜まりがち。そこに水や洗剤などが合わさってしまうと、べたついてより掃除がしにくくなります。

また洗濯機は洗面所に置かれていることが多いので、髪の毛が入り込みやすいのも特徴のひとつです。ほこりや髪の毛がどんどん蓄積されて、気づけば見て見ぬふりをしたくなってしまうほど、手を付けられない状態になっていることも少なくありません。

 

洗濯パンと排水口の基本的な掃除方法 

ここでは洗濯パンの基本的な掃除方法をご紹介します。

手順①洗濯機を動かす

洗濯パンをしっかりと掃除するために、まず洗濯機を動かしましょう。洗濯機を動かすためには、重要ないくつかのポイントがあります。

1.コンセントとアース線を抜く

電源コンセントと一緒に、関電防止のためのアース線を外します。ネジを少しドライバーで緩めれば、簡単に外すことができますよ。

2.蛇口を閉めて給水ホースを外す

水が漏れないよう、しっかりと蛇口を閉めます。そして洗濯機本体の給水ホースを外しましょう。ホースの中に水が残っているかもしれないので、雑巾などで接続部分を抑えながら外すのがおすすめです。

3.排水ホースを取り外す

洗濯機についている排水ホースを外し、排水口に繋がっているホースも取り外します。この際にも、ホース内部に残った水に注意してください。

4.洗濯機を洗濯パンから移動する

洗濯機自体はそこまで重さのないものがほとんどなので、少し力を入れれば簡単に移動させることができます。少しずつ左右に動かしながら前に出し、洗濯パンの上から移動させましょう。

手順②洗濯パンをキレイにする

洗濯パンの掃除は、べたつき汚れがなければ意外と簡単です。掃除機で大まかなゴミを吸い取り、ハンディモップなどで細かいほこりを取り除けば完了です。洗濯パンと壁の間にもほこりが溜まりがちなので、こちらもハンディモップや雑巾などでしっかりと掃除しましょう。

もしも水や洗剤が混ざったべたつき汚れになっていた場合は、濡れた雑巾でしっかりと拭き取ればOK水拭きだけで汚れが落ちない場合は、住居用の洗剤をプラスして拭いてみてください。

手順③排水口を掃除する

排水口部分のパーツを取り外し、排水口の中を使わなくなった歯ブラシでゴシゴシこすります。排水口の汚れはぬめりが多いため、水と歯ブラシでも大抵の汚れは落とすことができます。パーツも同様に歯ブラシでこすって、汚れを落としてみてください。どうしても落ちない場合は、お風呂や洗面所などで使っている洗剤をプラスしてもOKです。最後にバケツで排水口にゆっくり水を流せば、掃除は完了です。

洗濯パンと排水口の掃除が終わったら、洗濯機を元の位置に戻します。そしてホースやコンセント、アースなどを元通りに繋ぎなおして洗濯パンの掃除は完了です。

 

週に1回!洗濯パンの簡単な掃除方法

洗濯パンの掃除方法を簡単に済ませるためには、とにかくこまめに掃除をするのが一番です。最低でも週に1回の頻度で洗濯パンを掃除していれば、汚れが溜まってしまう心配はありません。

洗濯パンと洗濯機の隙間が狭いために掃除しにくいのであれば、洗濯機の高さをかさ上げして掃除がしやすくなるように隙間を広げてみましょう。そうすれば掃除機やハンディモップが奥まで入りやすくなるので、掃除のたびに洗濯機を移動させる必要もありません

かさ上げグッズは四つ角の下に置くものや、移動しやすいようにキャスターがついたものなどいろいろあるので、自宅の洗面所や洗濯機に合ったものを選んでみてください。

手作りの掃除グッズがおすすめ!

針金ハンガーを縦に伸ばして、ストッキングやウエスを巻くだけで即席の洗濯パン掃除グッズが完成します。狭い隙間にも差し込みやすくほこりもとれるので、洗濯機と洗濯パンの隙間が狭くて掃除しにくいという方はぜひ試してみてください。

 

洗濯パンの汚れ防止のためにやっておくべきこと

洗濯パンの汚れを防止するために、かさ上げ以外でやっておくと便利な方法をご紹介します。

1.洗濯パンにカバーをつける

洗濯パンが洗濯機よりも大きい場合、周りに隙間ができるのでその分汚れが溜まりやすくなってしまいます。ですからほこりや髪の毛が入り込みにくくなるよう、洗濯パンの隙間にカバーをつけるのがおすすめです。防水パンの隙間はその家庭によって大きさがさまざまなので、木材やカラーボードでDIYしている方も多いようです。

2.排水ホースにラップを巻く

排水ホースがそのまま洗濯パンの上に設置されていると、ほこりや髪の毛でこちらも汚れが溜まりやすくなってしまいます。さらに排水ホースは平らな形状ではないので、隙間に入り込んだ汚れを取り除くのがとても大変。そこでおすすめなのが、排水ホースにラップを巻いておく方法です。汚れが溜まってきたなと思ったらラップを取り換えるだけなので、排水パンの掃除も楽になります。

3.掃除グッズを洗濯機周りに常備する

汚れ防止には、やはりこまめに掃除しやすい環境が何よりも重要です。気づいたときにサッと汚れを取り除けるよう、洗濯パン用の掃除グッズは洗濯機の横などに設置しましょう。洗濯パンの掃除に対するハードルを下げるのが、キレイを保つための一番の方法です。

 

洗濯パンは必要?撤去しても大丈夫? 

洗濯パンは水漏れや浸水を防止してくれるものなので、アパートやマンションなどの賃貸住宅に住んでいる方はできるだけ設置しておいた方がよいでしょう。また2階以上に居住している方も、階下への被害を抑えるために設置しておきたいアイテムです。

戸建て住宅に住んでいて、水漏れの心配がない最新の洗濯機を使っているという方は設置をしないという洗濯をするのもアリです。ただし何か起きてからでは取り返しがつかないので、洗濯パンの設置についてはしっかりと考えてから決めるのがベストです。

 

この記事のここがミソ!

・洗濯パンは汚れが溜まりやすいので定期的に掃除を。

1週間に1度、軽く掃除をすることで綺麗をキープ。

・洗濯パンの掃除を簡単にするためにかさ上げするのも◎

洗濯パンは掃除がしにくいと感じていた方も、洗濯機の移動に慣れてしまえば手順はとても簡単です。また洗濯機を移動せずに洗濯パンの掃除ができるよう、かさ上げをするのもひとつの選択肢として考えてみてください。

汚れが溜まりやすい洗濯パンの掃除を少しでも楽にするために、自宅の洗濯機や洗面所に合わせた掃除方法を取り入れてみましょう。

 

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